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to the unknown ground

ゆっくり、あるきはじめよう。 はじめのいーっぽ!!

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Category: 海外登山

Stok kangri summit

STOK KANGRI summit(6135m)
2012.6.10-6.14

DAY1. Lhe(3500m)→Stok village(3800m)→Mankarmo(4400m)
2. Mankarmo→Stok kangri BC(4950m)
3. BCにて天気待ち、順応日
4. BC→Stok kangri (6135m)
5. Mankarmo→Leh




狙ってきましたストック・カンリ6135m
結果を先に言ってしまえば
ガイドも含め6名全員敗退の巻…

なんだろうかー、、考察を述べると色々と疑問点も残る今回です
ま、まずは順を追って。



出発初日、朝からレーの町はヒョウが降っていた
天候が安定するのはまだもう少し先、中々レーに入ってから青空を見れていない
そして私は完全に風邪である…
山行を2日前に申し込みしてから急激に悪化した
マナリーの風邪は完治してなかったのだ

発熱、そして吐き気でフラフラ
この状況で山に向かうなんてありえないよなーと朦朧とする意識の中で考える


装備チェック、サイズ合わせは結局当日の朝になった
それも完全にそろっている訳でなく、所詮こんなもんだろうな感は否めない


車に乗って登山口のストック村まで
もうこの時には吐き気全開である

ここから先はもう岩の世界だ
①

②



色気なんて全くない、奇岩にょきにょきの世界
でも私はこの岩達が好きだ
日本では絶対お目にかかれないこの景色、圧巻である

初日は中継地点のマンカルモまで
途中いくつかの雪渓を渡る
ここから既に雪があるだなんて、てっぺんはどうなの!?
不安は募る
③


マンカルモは一張の茶屋テントがある以外は何もない
この辺りは無人地帯になるのでみんなガイドを雇い、テントを背負ってここまでくる
荷物を背負った馬たちもここでのんびり休憩だ


各テントの前に目印としてこんなものが…
やぎ?羊?
④

笑顔だけど既に風邪のピークはK点越え
⑤



翌日、一気にBCまで向かう
⑥

この時点で標高は既に4950m
エベレストではあれだけ皆が口酸っぱく高山病対策に気を遣いながらも
ここではとにかく「ガンガン行け!」なのだ

天候は悪化し、吹雪いている
私は風邪から高山病が悪化し、この時点でノックダウン

本来はまだ元気な他の欧米人2人が順応もままならないまま2日目の晩発でアタックをする予定だったが
吹雪いてる為アタックは3日目の晩に持越し

翌朝、すっきり晴れたものの一面の銀世界である

ぽつんとある数張のテントのみ
ストックカンリ・ベースキャンプ
⑦

⑧
さて、雪山にやってきましたよが満載なこの世界
闘志が湧いてくるじゃないか(高山病中、げろり)
美しい


当初聞いていたスケジュールだと、このBCから頂上アタックまで
標高差1200mを深夜発で12時間で一気に攻める
そしてBC帰還後に小休憩を摂った後、その日の内にレーまで帰る
アタック日の歩行時間は20時間近い

んー
無茶すぎるだろう…
何故その日のうちにレーへ帰らなければいけないのか、、
4日で登れる手ごろな山を推しすぎだ
街中には「ストックカンリ行こうゼ」の大安売り
全くの雪山未経験者も沢山集まってくる
危険すぎるよな~

もともとはBCより先のアドバンスキャンプが存在し、そこからアタックをしていたそうだけれど
どうもテント設営によるゴミ問題で現在はアドバンスキャンプの使用が禁止されてる

なんてこった、おかげで皆5000mから6000mまで一気にアタックしなければならなくなったのだ
しかもBCを見てもここすらゴミだらけ
空ボトルに空ビン、不燃ゴミのオンパレード
呆れかえる…
どうして最低限のマナーを、現地の人が守れないのだろうか
ここでもエベレストでもどこでも、実際にゴミを投棄してるのはトレッカーではなくて現地スタッフなのだ

いつしかこのBCまでも閉鎖されるんじゃないか
山と共に生きなければならない地域に育った人ならば、もっと山を愛して欲しい
酷い話だ


さて、話は戻り…
天気待ちの3日目、順応も兼ねてアドバンスキャンプ方面5500mまで進む

装備のチェックをしていざ向かう
初めて使用するギアにかずは興奮気味だ
⑨


プラスチックブーツはどうもスネに当たって痛い
大した説明もないままガイドはガンガン進む
…大丈夫?

急斜面を登り切った後にストックカンリまではトラバースが続く
雪の状態は悪くはなく、程よく締まっていてアイゼンがよく効く
足場の良い所でなんちゃって滑落停止訓練をする
みんな遊び半分で楽しんでる、でも身に付けるならちゃんとした訓練をして欲しい
⑩

⑪
しかし順応しきってない体では5500mは耐えかねる…
キツイ


BCに戻り、天候も少し良くなった
青い空に銀世界が映える
雲が近い、最高の雪山の景色だ
ここからはストックカンリが見えない
まだまだ奥に潜んでいるのだ
⑫

⑬



いざアタックの刻、四日目早朝
起床23:00
出発00:30

天気は良好、星が見えてる

ガイド2人と欧米人2人との6人パーティー

BCからいきなりのアンザイレンだ(互いにザイルを結び合う事)

しょっぱなの急登がキツイ
500m以上の標高差を1時間かけないで飛ばしてく

この時点で完全に高山病にやられた
嗚咽が漏れ、吐き気万歳
スピードの遅さにガイドはザイルを切り分け、3人パーティーへと変更する


かずは全く高山病にならない体質だ
高所で有り余らせている体力、う…うらやましい

神様はちょっぴり意地悪だ
この高山病体質、どうにかして欲しい
きっとそう思ってる山好きは多いだろう
いや、適切な順応をしていれば6000mはイケる感触はあった

ついたガイドは完全にSだった
「遅い、行くぞ、come on,come on」
ザイルを互いが綱引き状態で、私も負けじとペースを守る
これ以上ペースが進んだら、完全に高山病になる


吐き気と涙で言葉にならない嗚咽が漏れる
今までの人生で一番きつかった
登りたい思いだけで白目になりながら一歩ずつ進む


結局は5600m程の地点で断念した
ストックカンリの全貌が見え、コルの直下で顔を拝めるような場所だった

ドSだったガイドは急に態度を変えて
「大丈夫か、お前、顔がデカイぞ」と

=高山病で顔がムクんでると言いたかったんだろうけど
笑った、そして心の中でツッコんだ
「失礼な、顔がデカイのは元々じゃい!!!」

そして思った、高山病になったのはやっぱりこのドSさのせいだろうなー…
悔やまれるぜぃっっ!!

4人中3人が登頂を断念し
まだ元気なかずとガイド二人がサミットを目指す事に

アタック中の唯一の2人のショット
⑭


この後かずは一気に急登を駆け抜け頂上を目指すも
残り100mちょい、6000m付近の所で断念する事になる
前日に降った新雪が深く、危険を極めた為だ

⑮


戻る時に朝陽で白んだ空の先に
カラコルム山脈が見えた
あぁこれがあのカラコルムか
でかいなぁ、けど遠くはない
見える以上に手前に届きそうだ
K2は見えなかったけど、ここからカラコルムを拝めた事に満足だった

BCへ帰った時4人の我ら客は、
それぞれ単独でヘロヘロになって帰ってきた
あれだけアンザイレンに目くじら立てながらも、
下山時にはガイドが付いてなかったのだ
理由はそれぞれ
1人はアイゼンをどこかに置いてきて探しに戻った
1人は頂上直下にいるかずを置いて「俺もう疲れたーー!」とダッシュで先に帰ってしまった


…この状況がプロガイドとして許されるのだろうか
日本と現地の質の違いに愕然とする
一歩間違えれば生死に関わるだろうに
ありえん


登頂出来なかった理由は
・雪が多く登攀に時間、体力の消費がかかった
・適切に高所順応出来ないスケジューリング

事前情報でもあったように雪深さを除けば大してスキルは必要としない
でもまだ天候が安定する前の6月の時期に危険性が伴うならきちんと説明すべきだ
そして雪山におけるスキルを現場で講習すべきだ
4日で帰らなきゃ!!と迫られてるスタッフはとにかく登らせようと必死だった
この状態で高山病に弱い体質の人は速攻アウトだろう
実際にこの時期の登頂率は低いだろう、というか一般的には無理な話だ


この日一番最後にBCに帰ってきたかずは睡眠もほとんどとっておらず
フラフラの状態だったけれど、このまますぐレーに帰るぞ!と言われた
もう一歩も歩けない私達はマンカルモでガイド無しで宿泊し、そのまま翌日自分達だけでレーへ戻る事に


この時再び風邪が悪化し、テントの中ではぐずぐず泣いていた
「おうち帰りたい」
山に入る前に実家の愛犬が亡くなった事もあって、心がずっと弱ってたのだ
ホームシックにはなっても旅に出て初めて出る「帰りたい」宣言に
かずは「年に一回なら緊急帰国発動してもいいんだよ」と
ぐずぐずぐず


風邪→高山病→風邪
綺麗なルーティーンにすっかりやられている私
体の元気は心の元気に直結する
正直しんどかった
⑯

⑰


麓へ帰るとすっかり天気は良くなっていた
ラダックはようやく夏になるんだなー
これからだ

⑱





せっかくの機会に登頂できず、とってもとっても無念だった
でも、未だ見ぬ世界に足を踏み入れる事ができた
修行が足りないなー
ただそれだけだ
要因は多くあれど、でも登れなかった自分の力の無さ
もっと登りたい
まだまだここからだ

かずも「ピークハントを目指したい」と
すっかり山男になりつつある
ふふふ


これから先旅を続けるにあたって
タイミング良く山に登るなんて凄く難しい
本当に登りたいのならば日本で万全に準備して、
単発でシーズンを狙ってアタックする方が得策だ

次はエルブルース行ったろか、なんて思ったら
ロシアは日本以外第三国でのビザ発給は停止になっていた
そうそう甘くはない
(ちなみに日本からエルブルースのツアーを組んだら軽く50万は超える!!)

旅をしながら、出会える山に出会っていきたい
これからも挑戦は続くのだ


頂上をまた目指そう
一つ目標が出来た





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