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to the unknown ground

ゆっくり、あるきはじめよう。 はじめのいーっぽ!!

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Category: 海外登山

Lobuche peak summit④

2014.10.27-11.11
16days

day1. KTM→Lukla(2840m)→Monjo(2835m)
day2. Monjo→Namche(3440m)
day3. Namche→Khumjung(3780m)
day4. Khumjung→phortse(3810m)→pangboche(3930m)
day5. pangboche→dingboche(4410m)
day6. dingboche→chukungri(5550m)→dingboche
day7. dingboche→lobuche(4910m)
day8. lobuche→kalapatthar(5550m)→lobuche
day9. lobuche→BC(4820m)
day10. BC→HC(5200m)
day11. HC→summit(6000m)→BC(4820m)

day12. BC→tengboche(3860m)
day13. tengboche festival
day14. tengboche(3860m)→Namche(3440m)
day15. Namche→Lukla(2840m)
day16. Lukla→KTM(1300m)



順応を終えて、いよいよ始まるロブチェサミット

ロブチェの村で待ち合わせで、ガイドがやってきた
彼の名前はパッサン・シェルパ(32歳)
①
エベレストのクライミングガイドを6回もしていると言う彼は
一目見て、とっても信頼出来そうな誠実そうな人に見えた


彼について、BCまでの道のりを歩く

2年半前、チョラパスに向かう時に真っ白でトレースも見えないくらい場所だったここは
今は陽が当たって穏やかな綺麗な丘だった
②


1時間程で途中にあるBCに着いた


そこに立派なキッチンテントもあって、私一人用のテントもある立派なBC!
③


今回のメンバーはコチラです
ガイドのパッサンに
コックのクマール
この日だけポーターで荷を担いできてくれたのは10代半ばの可愛い姉妹だった
④

パッサンとはすぐに仲良くなった
⑤
なんだろう、町から来た「へ~い彼女FB教えてよ~」的な軟派なトレックガイドと違って
クライミングガイドこそがやっぱり本物のシェルパ族なんだと思う
英語はそんなにだけど、冗談を良いながら私達3人は一日ですっかりチームになれた


翌朝、HCへと向かう日
HCはここからゆっくり2時間もかからない行程なので
朝はのんびりした

しっかし何ていい場所にあるキャンプなんだろう!!
目の前はチョラツェがどーーーーん!
⑥


さててまず最初に、ギア講習があった

今回の装備達はコチラ
⑦
初めて使うのが、左にある青い金具のユマール
(あ、裏向けになっちゃってる)

ユマールとはFIXロープ(斜面に張る固定ロープ)をセットする登攀補助具
こいつは優れもので、手で持って上に押し上げる事が出来て、ロックがかかって下には下がらない
握ってさえいれば、安全に登って行けるというシロモノ

今まではガイドにアンザイレンされて滑落防止ピッケルで補助しながら自分の足で登っていたけれど
より急な斜度、危ない箇所に張られたFINロープを使うのも、このユマールも初めての経験だ
これに下降はエイト環と呼ばれる下降具を使って落ちる
こっちは得意、シューーと降りるんだもんねっ♪

ユマール1年生、講習イッテキマス!
⑧

使ってみると、おぉぉ!これは便利。
足場がしっかりしてれば、右手を上げるだけで体重もかけられる
しばらく使ったら腕がぷるぷるしちゃいそうだけど
⑨
難しいのはロープを途中に固定しているアンカーと言う部分でギアを架け替える事
これ、素手でやるのは簡単なんだけど、厚手グローブで順番通りに外していくのがやっかいだ
でも、斜面で架け替えは自分の安全確保的にも最も重要な部分だから
緊張しながら何度も手順を確認して練習した

2セットの簡単な講習を終えて、
でもこうやって事前にちゃんと教えてくれることで本当に安心した


昼食をとって、HCへ上がっていく
びっくりなのは、あのでかいキッチンテントも持っていくんだよね
クマールが持ってく荷物は40キロを超えてる、えぇぇーーー!!
⑩
せめて上部ではガス缶を使って簡単な食事にしたらいいのに
しかも砂糖も味の素も1kg、燃料は何リットル分も
聞いてみたら「ちゃんとした食事をとった方がいいから」だって
んーそうなんだけど、ちょっと非効率な気はするなぁ

ついたHCは、岩場の間に小さな水場があるところだった
今日の夜、この岩場を越えてあのてっぺんを目指す
⑪

さすがに上部は冷え込んで、夕方はガスで真っ白になった
寒いねー寒いねーとみんなでくっつく
⑫

クマールがくちゃくちゃ噛んでたから
ガムかんでるの?それとも噛みタバコ?って聞くと
見せてくれたのはレモンの臭いのする何かの種だった
清涼剤みたいな感じなのかな、気に入って私もずっとくちゃくちゃしてた

隣には今晩アタックするもう一組のスウェーデン人チームが居た
ニコラスと、来年結婚する彼女の、彼の未来のお父さんとの2人チーム
なんて素敵なサミットアタック!
これは将来固い絆で結ばれる親子になるんだろうね


夕方5時には食事をして、今日は3人で一つのテントにもぐりこんだ
いや~昨夜薄々は感じていたけれど
両隣からガッツリいびきが聞こえてきて、更には緊張もあって中々寝れなかったぞ、笑



起床24時半
外を見ると薄らガスがかかってた

スープを流し込んで、準備をして
いざ出陣!
⑬


隣のテントから2人組が来た
残念ながらお父さんは体調が思わしくなく、ニコラスとガイドの2人だった

今回アタックは2組4人で行うという
FIXロープを張るのはガイド一人だと倍時間がかかるので
私達はラッキーな事にお互い協力し合えた

ちなみにタイムを聞いたら、下山を含めて
前のチームは15時間だったという
かなりの長丁場を覚悟してのスタートだ


岩場を歩き始める

早速ニコラスチームはガスガスと先に進む
私は一歩ずつがやはり重たく、でも慎重にゆっくり進んでいく
パッサンはこんな時、私の呼吸や足音を聞いて
振り返らずとも前でちゃんとペースをとって止まりながら歩いてくれる
目が合えば、目で会話できる
中々こういうガイドっていないと思う

岩場は段々険しくなって、更には薄氷が張り付いて難所が続いた
そもそもプラブーツを履いての岩場なんてすごい歩きにくいし
ピッケルを上手く使ってクライミングばりに登っていく

岩場だと苦しいよりも意識が集中してガンガン登っていける

気がつけば先を行ってたニコラスは後ろで息を切らして止まってた
彼はクライミング経験がなくギアを使うのも初めてだと言ってた、なんと!!



いつの間にか快晴無風になって、フルムーン登山の最高の状況になった


岩場を越えてコルに出ると、今まで見えなかった反対のエベレスト側が見えた
ロブチェの村から見えた通り、真っ直ぐに切れ落ちた斜面が続いてた


雪が増えてきた所でアイゼンを履き
その間ガイド2人は先にFIXロープを張りに行った

これが長かった

一人がダブルアックスでガンガンロープを伸ばしていき
もう一人が補助しながら張っていくのだけれど
簡単に言っても斜面は急でかなり長い

OKと声がかかると、この先は自分達で登って行く
講習でやっただけだけど、いきなりの一人での実践
案の定グローブが厄介でアンカーごとの架け替えは緊張そのものだった

何度も繰り返しFIXロープを伸ばし
その度に登っては、急斜面で確保を取って待機した

この待ってる時間がかなり長く、寒くて
ニコラスと2人で励ましあいながら待った

登るのは難しくなく、待機時間もあるから呼吸も上がらず順調だった
逆にニコラスの方がうずくまる事が多くなる
下を見れば足元がすくむような超急斜面だった


やがて朝陽が出始めた
私達は何回もFIXを張ってはユマールで登るっていう事を繰り返した
⑭
正直写真を撮る余裕は一切なく
カメラを滑らせたら何百mも滑り落ちていくだろうし、
アンカーの手前で止まる度、確保するまで緊張のしっぱなしだった


登り始めて6時間
先に上がったガイド達から「summit!!!!!」の声がかかった


斜面の切れた先が見えて
上がっていくと、平らな雪面に着いた


11月6日、AM7:30
ロブチェーピーク登頂


誰もいない頂上で何度も叫んだ

登れた、ここに来れた
最高に嬉しかった

⑮


実は、私も登頂の横断幕を作ってくれてたのがあったのだけれど
パッサンが斜面でロープを出す際にスリップして斜面で落としてしまってたのだ
あっという間に谷底に消えてしまった事を考えると恐ろしい


ロブチェ峰には3つのピークがある
⑯
東峰がこの一番奥の部分で、西峰はこの裏に隠れて見えない
東峰へ行くのには更に細い稜線を歩いて渡り危険なのでほとんどの登山者がこのピークまでだ
ロブチェピークは6119mだと皆言うけれど、正確にはピークは6000mの標高なのだ


眺めは最高だった
エベレストはもちろんの事、今まで見えなかった裏側までぐるり360度のヒマラヤが一望できた
頂上の空気を思いっきり吸って、ずっと周りを見渡してた
⑰

⑱

⑲


小さいけれど、ヒマラヤのてっぺんの一つに立てた
夢にも思わなかった事が今実現してる


横断幕じゃなくて、私にはやっぱこのてけてけ旗が似合うねっ(父作)
⑳

みんなでチョコバー乾杯
21

格好良い
22


頂上を満喫して下降を始めた時、事件が起きた
先にガイドと下りたニコラスが、一つ目のアンカー架け替え時に、8環を滑り落としてしまったのだ
その瞬間、下からは「Fuck!! sitt!!!」って大声でニコラスに怒鳴りつける声が聞こえた
このガイド、うちのパッサンと同じくパッサンという名前だけれど
中身は正反対の最低なヤツだった

まだ若くイケイケドンドンなタイプのパッサン2号は
自分の登山暦をひたすら自慢し
頂上では自分の客より先に自分の写真をしかも客に撮ってもらい
あげく頂上で私にこっそりと「Bigチップを期待してるから」って耳打ちし
「次は俺のガイドで行こうぜ」と言ってきた
なんて野郎、だ・れ・が・お前のガイドで行くもんか

そもそも一番重要な8環架け替えの時に
クライミング初心者の客の手元をしっかり確認しなかった自分が悪い
可哀相にこの後ニコラスはパッサン2号にびくびくしっぱなしだった

それに比べてうちのパッサンは涙が出るくらい良いヤツなのだ
良いガイドは技術はもちろんの事、何より人格なのだと思うばかり

パッサンは下降時にちゃんと手元の確認をしてから私を送り出してくれた


明るくなって見ると、斜面はやっぱりすごかった
23

途中下から上がってきた登山者達とすれ違い
同じロープ上で架け替えなければ行けない時は緊張だった

斜面が緩くなった所から、確保を解除して歩き始め
ガイド達はFIXロープを回収しに行った
今回使用したのは500mのロープに10本のアイスバーアンカーだそうだ
凄い斜面だったんだな
27


下りは絶景を見ながら進めるから最高なのだ

24

25


目の前の峰々を見ながら、自分も今この景色の一部なんだよなーと思った
空に向かってるみたい

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雪が終わって、アイゼンを外してると
下から数人が上がってきて、
よく見るとニコラスのお父さんとポーター達と、うちのクマールだった

ニコラスとお父さんは抱き合って
私もみんなが迎えに来てくれたのが、とってもとっても嬉しかった

慎重に岩場をみんなで降りた
途中ゆっくりになった私をパッサンはちゃんと待っててくれた
(パッサン2号は客より先に降りてたがなっ!!)
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HCでお茶だけ飲んで、すぐにテントを回収してBCまで降りた
登下11時間、中々の好タイムだった


なんと、パッサンはこの後すぐに再びロブチェまで次のクライアントを迎えに行くと言う
なななんと!!
私が来る前もアイランドピークに行ってたばかり
シーズン真っ盛り、ガイド達は大忙しなのだ

3日間っていう短い間だったけどこのチームで良かった
すっかりファミリーみたいになってここでも「ツォーリー(娘)」と呼ばれるのであった
29
最後の山で、こんな素敵なガイドに出会えてよかった
本当にパッサンありがとう



BC最後の夜はおなか減ったと言って大盛りのフライドライスを作ってもらい
その私以上にクマールは大盛りにして食べて
おまけに目玉焼きを焼いてもらったり2人だったけど楽しく過ごした

翌朝、最後のお願いでクマールにお湯を沸かしてもらった
30
ぶっはーーーーー!!10日ぶりのシャンプー最高っっっ
何よりこの景色でのシャンプー最高!!

1Rsのシャンプーをあげたら大事にお財布にしまってたよ、クマール




ずっとずっと心に残ってた6000m峰へのトライ
最後の目標を達成する事が出来た

諦めないでよかった
ここに来ようって決めてよかった
自分でがんばったなーって思えた

ヒマラヤの峰々に囲まれて、最高の一日だった


31


思う事
この高峰特有の突き抜ける空の青さと
真っ白に囲まれた世界を
かずとまた一緒に見たいと思う

涙が出るような景色を一人で見るたんびに
何度も私はそう思うのだ




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