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to the unknown ground

ゆっくり、あるきはじめよう。 はじめのいーっぽ!!

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Category: 海外登山

Annapurna Trekk②

2014.10.8-19 12days

Day5. Bhratang→Humde→Manang(3540m)
Day6. Manang→Yak Kharka(4090m)
Day7. Yak Kharka休息日
Day8. Yak Kharka→Throng Phedi(4450m)


アンナプルナ地図②


歩き始めて5日目
マナンという大きな村へ向かう
大きな、と言っても、山の斜面を台地に切り開いたほんの小さな場所にある
①

アンナプル山系の丁度真裏に当たるこの村は
ラウンドトレックをする人の、まずはの第一目的地
標高が上がる為、大抵ここで2泊し順応を取る

ここには焼きたてパン屋さんもあるし
数軒だけど、インターネットが使える場所もある
装備品を揃えた小さな旅行会社もある
ロッジも今までとは比較にならない程多い

この日は9時間も歩ききって、クタクタになって夕方にマナンへ入った

疲れたし、荷物は重たいし、お腹はぺこぺこ
横目でパン屋を覗きながら、まずは宿探し

一軒ずつ聞いて周ってみると

「FULL!!」

「FULL!!!!」

「FULLLLL!!!」

んなっっっ!!!!

んなんとっっっ!!!!!


今までの素朴な村と違って、態度も冷たく
あんた来るのが遅いのよっと言わんばかりに追い返される

確かに良く見ると、道はトレッカーで溢れてる
2泊拠点になる村だから、さすがに人口は多く
更にはラウンドトレックから少し外れたティリチョレイクという世界最高所にある湖を周る分岐点にもなる

夕方になってからマナンに着いた私が悪い
宿はみんな早いもん勝ちなのだ
一本しかない道を聞きながら、どんどん遠ざかる下にあったパン屋
パンが遠くなる事で頭がいっぱい

ついに道の最後の宿でFULL!!と言い放たれて、私は泣きついた
「もーどこでもいいから、共有スペースでいいから寝かせてくれ!!!」

そうしたら宿の人達は困った顔をしながら
しょーがないという感じで「家を紹介するから」と言ってくれた


宿ゾーンから更に奥に入ると、完全に地元民が生活する居住エリア
その中の一軒のおうちに連れてってくれた
②
ここだ

助かった~
パンはもう買いにいけないけど、まずは寝床が一番なのだ

玄関ではこのうちの子達が遊んでた
③

招き入れてくれたのは、この家のビッグママ、ツェルンママ
ママは着いてすぐに温かい紅茶を入れてくれた
④

二階のお香が炊いてある部屋に
ちゃんとシーツに毛布もくれて、私は民泊をさせてもらうことになった
⑤


荷物を置いて、ほっと一安心して
下の階にある居間を覗いたら、ママが入っておいでって手招きしてくれる

薪かまどの周りに、大勢の女性達が集まってる
そこにちょこんと座らせてもらう私

座ってあったまってると、ママがバター茶を飲む?とすすめてくれる
ヤクの乳から作ったバターをお湯で溶かしたバター茶、これはチベットの人達の飲み物
ここから北部のムスタンエリアは、チベットに程近い、チベット系の人が多く住むエリアになる
少ししょっぱいバター茶に、乾燥させたジャガイモのチップを入れて飲む
体がぐっと温まるこの飲み物は、寒い地方に住む人達の重要なカロリー源

大きな茶碗に二杯頂いて、和やかにお茶会が始まる
⑥

家族のみんなはほとんど英語がしゃべれない
片言のネパール語でやりとりしながら、それでもニコニコ話を聞いてくれる

その内に、外で遊んでた子供達がどっと居間に集まってきた
ここに住む家族はビッグママを筆頭に女性が7人、子供達が5人
全部で何人だか良く分からないけど、とっても大家族だ

子供達はぎゃーぴー泣いて、男の子が女の子を廻し蹴りする
そうすると、男の子はお母さんにお尻を思いっきり引っぱたかれる
こっちも怖くなるくらいの大声での叱咤
今の日本では考えられないけど、昔は日本もこーやって子供を教育してたんだろうな

ノートを破って折り鶴を作ると、興味津々大喜びで
紙飛行機を飛ばしては狭い部屋の中でドタバタの騒ぎになった
⑦

⑧

騒ぎすぎてケンカになると、またお母さんからの強烈パンチが飛ぶ


みんなの手を集めて「ずいずいずっころばし」をしてみたら
何度やっても「俵のねずみが米食ってチュー、チューチューチュー!」のところで
ケラケラ大笑いをする子供達
お返しにネパールの手遊びを教えてもらった

そうこうしてる間にご飯の時間になって
ツェルンママは、家族と一緒に私にも大盛りのご飯をよそってくれた

穀物を練った餅のようなツァンパと
ジャガイモが入った薄味の汁
⑨
男の人はびっくりする程の量のツァンパを食べる
私も負けじと口にいっぱい詰め込んで、「ミトサミトサ(美味しい!)」と言って食べる

団欒の時間が過ぎて、お腹いっぱい部屋に戻ろうとしたら
階段の隅に女の子が立ってて「プレゼント!」ともじもじしながら
ピンク色の小さな髪留めを私に手渡してくれた


ロッジが満員で、思いもかけない民泊の一晩は
優しさに溢れてて、なんとも温かい一晩だった

ありがとう、家族のみんな
⑪


通常2泊するこの村、高地に弱い私は更に上部での順応を目指して
一つ上のヤクカルカの村へ向かった

お目覚め子牛ちゃん
⑩


ヤクカルカへの道は、角度を変えて
アンナプルナ山系を背にして更に奥に進んでいく
この先にはトロンパスという、一般ルートとしては世界最高所、最大の峠がある
標高はゆうに5400mを超える

トロンパスはアンナプルナラウンドの一番の核心部で
その先の村までの距離も長く、10時間を越える長丁場になるという場所だ
⑫


今まで快晴だった天候が、この日はどんよりの曇り空になった
せっかくの紅葉の色づきが寂しく見える
⑬

標高が少しづつ上がり、いつも通り苦しくなるけれど
水を大量にガブ飲みし、いつも以上に入念に順応対策をする

茶屋からの眺めは、最後に間近に見るアンナプルナ山系
⑭


ヤクカルカの村には、ツェルンママの妹のコットリが経営する小屋がある
その小屋を探して、コットリに昨日の写真を見せると
「あなた、うちに泊まったの!?」って大笑いして
私の事を「ツォーリ」、娘と呼んでくれた


ここで初めて日本人の方に出会った
⑮
鈴木さんご夫妻は、昨年ティリチョピークで亡くなった岳友へケルンを積みに来られたとの事
お二方とも高校山岳部出身の山暦50年の大ベテランの方だった
久しぶりに日本の山話を沢山伺った


元々4000m以上にあるヤクカルカで順応の為に2泊する予定だった

どんより雲は、その日のうちに雪が降り始め
シンシンと夜中ずーーーっと雪が積もっていった

夜はチトワンから来たネパール人の大学生チームと話が盛り上がった
⑯

翌日外を見ると、まだ雪は降り続けていた

そんな時はひたすら食べるしかない
芋を詰め込む詰め込む
⑰


全く止む気配が見えない雪に少しずつ不安になり
どんどんどんどん雪は積もっていく

この時期に雪が降ったのは初めて、とコットリママは言う

結局雪は二晩降り続け、3日目に晴れ外は一面の銀世界になった

⑱

雪にはしゃぐネパリの学生達は携帯で写真を撮りまくる
確かに白い世界は美しくて、キンと冷えた空気が気持ちいい
⑲

⑳


この時点で下山を決める人達も出てきた
通常このエリアは今の時期に雪が降ることは無く
普通のトレッキングだから誰も皆、雪装備を持ち合わせてない

ゲイターを持ってる人も僅かだし、もちろんアイゼンもピッケルもない
中にはスニーカー程度の靴の人もいる

小屋にいる人達はしばらく皆どうするか迷い
結局中々動かなかった
最初に動いたのは、単独で来ていた個人トレッカーとそのポーターだった

トロンパスの手前のトロンフェディまで、この好天ならまずは行けるか行ってみよう
結成されたのは、イギリスのマイクと、オーストラリアのケイティと私
Team単独行とその他のメンツ

フェディまでの道のりは、まだ誰も人が通ってなく
まず最初のラッセルをポーターが買って出てくれた


昨日までの景色と全く変わった銀世界
21

第一次ラッセル隊、一番後ろから着いてきます
26
(足にはビニール袋を巻きつけ緊急対策)


新雪の雪はズボズボと深く、想像以上に全然進まない
それでも歩き始めると何人もの人が後から道を作っていき、
最終的には行列になって、雪を踏み固めて道が出来ていった

橋にもこれだけの雪が積もり、順番に慎重に進んでいく
22


途中見える景色は、もうどの山がどれだか分からなかったけれど
エベレスト街道の最奥に迷い込んだような、真っ白に輝いた景色だった


23

24



標高も上がり、一歩進むのも大変な中
ぞろぞろと大行列になって歩いていく
斜面が急になればスリップする危険も増えて、みんなで冷や冷やしながら上がっていく
25
ゲイターが無いのにこれだけの積雪の中を歩けば
もちろん靴の中に雪が入り込んで、靴下までぐっしょり濡れた

常に私を気遣ってくれたポーターのトップラル
27



トレック8日目、10月15日
結局この日、通常の倍近くの時間を要して6時間かかってトロンフェディに着いた
ヤクカルカから50人の人が行列をして上がってきたそう

28



雪のトロンフェディ
世界最大の峠、トロンパスはこの奥にある


29



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