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to the unknown ground

ゆっくり、あるきはじめよう。 はじめのいーっぽ!!

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Category: 海外登山

Mt.Roraima Trekking

2014.6.22-27
Day1.Paraitepui→Rio Kukenan camp(1050m)
Day2.Kukenan→BC(1800m)
Day3.BC→Roraima(2723m)
Day4.Roraima頂上散策
Day5.Roraima→Kukenan
Day6.Kukenan→Paraitepui


南米大陸、最北部に広がるギアナ高地
その中心にある、最も有名な山がベネズエラのロライマ山
真っ平らの完全なテーブルマウンテンの山だ

旅をして2年半
これまでに幾つもの山に出会ってこれてきたけれど
予定していた登山はここまで

このロライマが、私たち2人で登る最後の山なのだ


ギアナ高地は、ゴルフ場みたいな綺麗な草原がずっと続いて
時折ジャングルみたいな場所もありながら、思った以上に緑が多い場所
①


ロライマを、最後に目指そう!っていうのは随分前に決めていたけど
そういえば、また大切なことをすっかり忘れてた。

今、雨季なんだってさ!!!!!!
ぎゃーーーーー!

元々年間通じて雨量の多いギアナ高地
雨季の始まりになった今では、毎日土砂降りの雨の中ジャングル歩きが待ってるとの噂
真っ平らのテーブルは完全に雲に隠れ、何にも見えなかったよって人もいる
雨季のロライマは試練と運との戦いだ

それでもロライマに向かう
これが、私達の最後の山なのだ


ガイドを一人雇って
いつものフル装備に、旧式のガソリンコンロをレンタルして
ザックの荷物は全てビニールの袋で覆って
どっからでもかかって来い雨!!

さぁて、始まるロライマ登山
②

ジープで土道をガタゴトと走り、麓のパライテプイの村に降りてみると
オフシーズンだと聞いていたけれどそれなりに人がいた
③

④
小さな村は、ロライマ登山の為だけにあるみたいな村

今回のガイドは、ガブリエラ22歳
⑤
髪もばっちりセットしてる、今時の若い兄ちゃんである
通称:ガブちゃん


初日、道は延々に真っ直ぐだった
⑥
ロライマへの道のりは、いわゆる登山ってタイプじゃない
真っ平らな草原にドンと聳え立つロライマは、イメージで言うとエアーズロックみたいなもの
登るというより、そこを目指して進んでいく

⑦
運よくこの日は雲と追っかけっこしながら、雨に降られることはなかった
真っ直ぐな道を進みながら、目の前の分厚い雲に向かって歩く
うっすっらと裾が見える、あの雲の中にロライマはあるんだ


雨で増水してる川を太ももまで浸かって渡渉しながら、
初日のキャンプサイトはこんな感じ
⑩
おー中々ワイルドでよろし!

最初の難関は、このガソリンコンロちゃん
⑧
残念ながらベネズエラではガス缶が手に入らない
登山で最も便利な物だと思うんだけれど、これが無ければ旧式に頼るしかない
地元人にならって、こんなでっかいストーブに、ガソリンを何リットルも背負ってきた

旧式ガソリンコンロを使うのはエチオピア以来
あれに比べれば全然マシだけれど、これもまた慣れるまで使い方が難しいのだ
ガイドのガブちゃんに助けてもらいながら、かず、ガソリンコンロを習得するの巻

ストーブが大きいから、おかげで今回の食料は、完全に米とパスタのみ
いつもはあれやこれやと買い込んでしまうけれど、食料は最低限にシンプルに

そんな時の強い見方はコレ
⑨
各種ふりかけにお茶漬け様様
いやぁ、日本食品は偉大なる神なのです


この日、夜になると
テントの周りはたくさんの蛍が現れて
私達はおいしいご飯を食べながらのホタルナイトを楽しんだ


翌日
周りは地平線の見えるアフリカのサバンナみたいな景色

⑪

⑫


下を見ると、葉切りアリの行列が続いてたり
カラフルな蝶やトンボが飛んでいる

猛々しいアンデス山脈から一気に変わって
でもこれもまた南米の大自然のカタチ


歩き続けると眼下に緑の草原が広がった
⑬
スレ違うポーターは背の高い竹籠で荷物を背負ってる
ガブちゃんは裏ピースである、若いにゃん


2日目、ロライマ麓のBCに着く前に、雨が降り始めた
本降りになる前に滑り込みでテントを張ることが出来て一安心
⑭

2日目になって気づいた事だったけれど、ガイド達にはテントがなかった
ポーターもガイドもみんなマットレス一枚を床に敷いて寝袋で包まって寝てた
なんと!!!だから荷物が小さいのか
雨はしのげるような場所だけれど、現地人はやっぱりたくましい・・・

この日午後から降り始めた雨は延々に降り続いて
テントからほとんど出れない私とかずは、何をするかと言えば
「何が食べたいか」という事に議論を重ねるのだ
いつまで話してもネタが尽きないこの話、テントの中では一番に盛り上がる話題だ

食いしん坊白飯。



3日目、いよいよここからロライマのてっぺんによじ登る

さて、ここでロライマがどんな姿なのか、分かりやすくネットから拝借しました
晴れているロライマはこんな驚愕の形をしているのです!!!!!
じゃん!!!
⑮
うぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおお!!!

この垂直の壁
まるでケーキみたい、厚切りの肉の塊みたいに、じゅるり
世の中にここまで綺麗なテーブルマウンテンがあるなんて、、、
写真を初めて見た時は、この凄さに現実味を感じられないくらいだった


で、このすんごい垂直、どーやって登るの?って言うとちゃーーんと道があるんです
(上記の写真は実際に登るのと逆サイドだけれど)
360度垂直だけれど、よく見ると手前に割れ目があって、そこを縫うようにして上がっていくのだ

で、そして、登る日の朝はとゆーと
雨はまだしとしと、周りは真っ白なのであった
⑯
えーーーん

今までは緑の草原が広がっていたけれど
垂直の壁の下は緑がモリモリ
⑰

そのモリモリの中は、、と言うと
そこは完全なジャングル地帯なのだった!!!
⑱

⑲
シダの葉に、ヤシの木に、コケがむして
恐竜が出るんじゃん!?ってくらい見事なジャングル

雨がザーザー降る中のジャングル歩きは、思った以上に大変で
泥沼でぐちょぐちょな中、靴も荷物も全身濡れながら進んでいく

この垂直の壁は600mもある
見た目通りに急な斜度で、ジャングルの中の岩登り
⑳
でも、この壁、なんとクライミングルートがちゃんとあるそう
所要3日、完全な垂直登攀!!うひょーーーー


合羽なんて着てらんないくらい湿気が凄くて
じめじめのじっとりの中だけど
目に入る緑の色は濃くて、もの凄い生命力で溢れてる
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このパワーを感じながら歩くジャングルって
ものすごく面白くて、爽快!
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登って登って、ぜーぜーになって
途中、一瞬ぽっこりジャングルを抜けた
目の前にはもう一つのテーブルマウンテン、クッケナンの端っこが見えた
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ロライマの壁側を向くと、上からしきりに水しぶきが落ちてくる
幾筋もある滝がシャワーみたいに上から降ってくる

てっぺんまでの最後の難関はなんとこの滝の真下を通り抜けるそうな!!
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結果。
もう滝の下はシャワーなんてもんじゃなくって、
合羽もザックカバーも何にも意味ないくらいにびしょ濡れになった
これは一つのアトラクション
びしゃびしゃになりながら、滝を全身に浴びて、あーーー楽しかった(笑)
※もちろん撮影不可能
※ザックの中で巨大なビニール袋に丸ごと荷物を包んでます

滝を越えると、待ってましたと言わんばかりに空が晴れて
初めてロライマの直角のてっぺんがお目見えした!!
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登りきって、ロライマのてっぺんに到着!!
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いやぁぁ、すごいところに来たもんだ


てっぺんって言っても、いつもの山の頂上とは全然違う
直角の端っこからロライマのプリンみたいなてっぺんに入って
そこはごつごつの岩がずーーっと広がってる
その面積は東京ドーム6000個の広さみたい(どんだけ!?)

いつもと違うのは、てっぺんに着いたらおしまいじゃないってこと
このだだっ広い真っ平らを堪能する為に連泊してロライマのてっぺんを散策するのだ
こんな山初めて!面白い!!


そして、連泊する頂上の我らがキャンプ地は、、、、

なんと、、、、

洞窟!!!!
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えぇーーーーーー!!何コレ!!

洞窟キャンプーーー!!!!

この人生初のキャンプ地に私とかずは大興奮
これ以上のアドベンチャーな宿泊地ってないよ

目の前はクッケナンの直角と遠く真下の大地まで見えて
雲の上みたいな絶景
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あれだけ雨が降ってたのに
ロライマのてっぺんに上がる直前には雲が晴れて
見えないかもって思ってた直角が姿を現して
テントからは神秘的な景色が覗く

こんな最高の景色が見えるこの洞窟キャンプは
うちらにとって五ツ星ホテルより最高の場所だねってかずが言う

私も全く同じように思うから
そんな2人で良かったって思う


かずのキッチンはこちら
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ガソリンコンロも自力で使えるようになってきた!習得!


晴れてたのはほんの一瞬で、
再びロライマは真っ白な中に閉じ込められて夜は風が吹き荒れてた
でもこの洞窟の中は風も雨も吹き込まない
この不思議な地形は常に一定方向に風が吹くようになってるみたい


翌朝、風の音で目が覚めてテントから出ると
洞窟の外は台風ど真ん中って位大荒れだった

強風が吹き荒れて、雲がもの凄い速さで流れる
どうするのかなーと、ガブちゃんに聞いて見ると、
予定通りに出発するよって言う
今日は真っ平らの上を一日歩いて直角の端っこまで行く予定だったのだ


行けるのかなーーーって思いながら、合羽に最低限の荷物だけ持って3人で歩きはじめる
と、見事に外は荒れ狂ってた
さすがてっぺん、吹き付ける風に本気で飛ばされそうになる

雨もどんどん降ってきて、真っ直ぐ歩いてられないくらい
それでも2時間くらい岩を越えて歩き続けた

ロライマの端っこまでたどり着いたけれど、真っ白な中で目の前には何も見えなかった
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私達の合羽はちゃんと防水を発揮してくれたから大丈夫だったけど
合羽を持ってないガブちゃんはずぶ濡れになってガタガタ震えてる
こんな天気なのに、今日は止めようって言わないでここまで連れてきてくれて、申し訳なくなった

急いで洞窟テントに帰って、熱いお湯を沸かす

私達はポーターも食事も不要で、ガイドだけ雇って全て自分達でやるようにツアーを組んでた
となると、ガイドの食事は別になるので彼の食事は火を不要とする乾燥穀物のみ
そしてテントはなく寝袋でマット1枚外で寝るのだ

これが現地のスタッフの当たり前のスタイル
エチオピアのラスダシェンではスタッフは寒空に毛布だけに包まってた

私達はそれなりの装備を持って山に入るけれど、
彼らと私達は雲泥の差の装備なのだ
山と生活が近い現地スタッフはもちろん強いのかもしれないけれど
一緒にチームとして登る上でいつもこの差にはやるせなく思ってしまう

今回は食料を最低限にしていたけれど、予備で持ってきてたラーメンがいくつかあった
温かいお茶を沸かして、それから温かい食事を一緒に摂るようにした

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ガブちゃんの、「イタダキマス」


頂上に居た日は、天気が復活しなくて
丸一日真っ白で荒れたまんまだったけれど
ロライマのてっぺんは大満足の一日だった


洞窟キャンプが楽しくって、名残惜しかったけれど
下山する前に3人で記念撮影
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ガブちゃんには私達が2年以上愛用したネパールのあったか毛糸帽をプレゼント
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贈呈式、笑


ここは、あのプリンの上の部分なのです
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下山をする頃には、再び青空がのぞいた
2日前にはザーザーだった滝は細くなって、ぬかるんだ道はだいぶ良くなった
目の前にあるのに真っ白で見えなかったり、一瞬で晴れたり
自然の力はスゴイ!!


行きより気楽になって、2人で鼻歌なんぞ歌いながら
歩きながら「食べ物しりとり」をしていたところ、、、、


ツルーーーーーンと滑って


かずは


バッチリ、捻挫した。



きゃーーーーーーー!


あーぁ、全く遊んでるからだよってガブちゃんは思ったと思う、、
最後の最後で、その通りに白飯気が緩んでおりました、、トホホ


かくして捻挫おじさんになったかずは
かなり痛めながらも足をひょこひょこさせて頑張って歩いた

そして、その怪我の功名なのか
雲はどんどん晴れて、この時初めてロライマの全景を見る事が出来た


捻挫おじさんとロライマ
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この滝の左側を登っていったのだ!!

おぉ!!真っ直ぐが見えた!!
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こちらはクッケナン
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この角すごいね!


この日もテントを張った直後に雨が降ってきて
晴れパワー、継続中で頑張ってます


最後の日の朝ご飯は3人で
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ガブちゃんは「アロス・デ・ハポーーン!」(日本のご飯)って言って
「ユカリ」と「マゼコミワカメ」って単語を覚えた



雨季とは思えない位に晴れ上がって
最後にロライマは、私達に最高のプレゼントを用意してくれた

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かずの捻挫は思った以上に酷くて
拾った木の棒を杖にしながらゆっくりゆっくり一歩ずつ歩いた

行きに来た道は、こんなに長かったっけって思うくらい長くて
何度もザックに腰を下ろして、後ろを振り返ってロライマを眺めた

真っ青な空に、真っ直ぐ道が続いて
夏休みみたい

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最後は先に村へ走ったガブちゃんが、
かずの足を心配して車で迎えに来てくれた
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あっという間に車に乗せられて
気がついたら町まであっという間だった



ロライマにいた6日間は、長いはずなのに
あっという間に終わってしまった



テントを張るのも
火を炊いてご飯を作るのも
荷物の撤収も
手際が良くって
自分で言うのも何だけど私達はかなりの名コンビだと思う

天気が悪くて
寒くて
怪我しても
どんな状況でも楽しめる私達は良いコンビだと思う


世界中の山を
2年半一緒に歩いてきた私達の集大成



最後はベネズエラ、ロライマの真っ直ぐな道

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この広い地球の
果てしない大自然


かずと一緒に歩けて良かった!





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