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to the unknown ground

ゆっくり、あるきはじめよう。 はじめのいーっぽ!!

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Category: 海外登山

Mt.Aconcagua summit②

2014.1.15-2.2 /19days

day5 BCムーラス(4200m)→C1カナダ(5050m)→BCムーラス 【荷揚①】
day6 BCムーラス→C1カナダ→BCムーラス 【荷揚②】
day7 BCムーラス→C1カナダ
day8 C1カナダ→C2ニド(5550m)→C1カナダ 【荷揚日】
day9 C1カナダ 【強風により停滞】


登山5日目、1月19日
いよいよこれから本格的な登山が始まる

BCより先にはキャンプ3まで設営してアタックに向けて高度を上げていく
ここから先の道のりはまだまだ長い
ハイキャンプ

BCにテントを張ったまま、上部ハイキャンプに荷物を上げる「荷揚」をする
そしてここから先は水が無く、全ての水を雪から作らなければならないのだ
私達の作戦は重たい荷物を2回に分けてC1へ荷揚するという物
時間はかかるけど、3回C1へ登る事での順応も兼ねて

一人当たり10kg程の荷物を背負って、順応がてら次のC1カナダへ
雪は積もっているけれど、天気は快晴
荷揚げ一回目、いざ出発!
①


BCキャンプには日々一週間の天気予報が張り出される
普通の天気予報と違うのは、書いてあるのが風速と雪かどうかっていう事のみってとこ
肝心なのはアタック日の風なのだ、強風の時は最終キャンプにテントすら張れなくなる

前日までの悪天候が過ぎ去って、ここから先の好天候を狙って
この日は多くのパーティーがC1へと上がっていく

BCからC1までは距離は短いものの標高が800m上がって5000m代に乗る
高度障害が出始めるのもこの辺りだ
景色も今までとは変わって、山を登り始めたって実感する傾斜とこの雪の白さ

②

③

団体ツアーではこの先は人間のポーターを使って荷揚げして行く
身軽そうな彼らを横目に、個人登山者は自力で荷物を背負う
ゆっくりゆっくり、この先もずっと牛歩戦術

雪がすっかり積もってる急斜面
練習の為にここからプラスチックブーツを履いて歩く

今日は天気が良いから、ここぞとばかりに写真を撮りまくる
④


日本からの団体ツアーの方に出会った
⑤
皆さんとは登山2日目から最終キャンプまで、この先もずいぶん長い事一緒の行程でお世話になった
お客さんは皆65歳以上の方々
みんな年季の入った元気な山屋で、女性もいる
本当凄いパワー、かっこいい!

休憩中におやつを頂いたり、すっかり仲良くさせてもらったのだ

5000mに着く頃には息が上がってぜぃぜぃしてきた
やっぱり私の最初の限界点は4500mなのだ
3回登ったうちの初回はかなりきつかった


やっとこ到着したC1カナダ
ここは絶景が広がるキャンプ地
⑥

⑦

せり出た岩の裏陰にあるここは、狭い場所の中でテントが固まってる
ここに持ってきた麻袋に荷物を詰めてデポする
たまにデポした食料が盗まれると聞くので、
こんだけ苦労したからどうか盗まれないでくれ~~><とお祈りしながら岩を乗せる

いやぁーーーーカナダ気持ちいいとこ!!
⑧

クエルノ山がくっきりと見える
⑨

しばし休憩してBCへと下る
ここで気をつけるのは下りで焦らないと言う事
私の場合、下りで高山病が出やすい

この日もゆっくり下りたつもりが、途中で激しい頭痛が出始めた
BCでテントに入ってからも頭痛は治まらず、とにかく水をがぶ飲みして様子を見る


翌日、荷揚げ2回目
起床すると頭痛はすっかり取れていた
万歳!!順応順調!

再び登り始めるC1への道
この日は水作りの手間を省く為にできる限りの水も荷揚げする

一回目より大分タイムを縮めて登る事が出来た
昨日のデポ分も無事に確認してほっと一安心

荷揚げ、順調に成功
⑩

早めに下りて、この日はBCで2回目のメディカルチェックを受ける
この日はさすがに数値にドキドキする

しっかりした診察所にはドクターが4人も常駐してると言う

息を大きく吸ってーー
⑪

血圧測るよーー
⑫

結果
SPo2(血中酸素)
和朗:92(一回目85)、美紀:83(一回目88)

おいおいおいおいおい!かずってば酸素あがってるじゃん!!笑
さすが、この人高山病とは無縁の人。。まったく羨ましい
私はぎりぎりってとこかな

でも別件でかずは引っかかり、明日もう一度チェックを受けるようにと指導される
ここでしっかりとドクターと話をして相談も出来る事はすごく安心できる事

チェックインもして、ここでハイキャンプ用の通称うんち袋を頂く
⑬

良い子のみんな!ハイキャンプでうんちは持って帰ろうね!!


BCから見えるアコン西壁
⑭
近くに見えるけど、やっぱり道のりは長いのである・・


翌朝1月21日、再チェックも無事に終わり
C1へと進める事になった
いよいよ寝る場所が5000mを越えるのだ

天気予報ではこの日から風が強くなると言う
現時点でのアタック最良日は26~27日にかけて
それまではかなりの強風が吹くそうだけれど、上部キャンプでやり過ごすしかない

3回目のC1行
慣れたもんでもきついものはきつい!
好天のお陰でこの2日で積もった雪はだいぶ溶けてきた

来たるべき強風に備えて、テントはかなりしっかりと張っていく
周りは張綱を独自に強化してる人も多い
石を沢山積んで石垣にする
⑮


この時にテントを引っ張っていたら、なんと四隅の一角のポイントが引きちぎれてしまったのだ
最悪の事態に、、これではこの先テントが張れなくなる!!!と超超焦っていた所
お隣の現地ガイドさんが、内部に石を入れてそこから細引きで結び合わせるという凄技で補修をしてくれた

強風でポールが折れたり色々と山の中でも困った事態になる事は多々ある事
でもこうしてささっと直せてしまう事、本当に凄い技である
山の中で何があっても生きていけるように、私も彼みたいになれるようにもっともっと経験を積みたい!!
本当に勉強になって、心から感謝する出来事なのだった


さて、C1からの課題、水作りは中々大変な事だった
日本でやり方は習ってたものの、やってみるのは初体験
すぐに慣れたけれど問題は量。
高所で一日に必要なのは
飲水一人6リットル×2 プラス調理用3リットル
計15リットルの水を作らなければいけない・・

計算した結果
ガス缶2台をフル稼働してもこの量を作るのには2時間かかった
⑯
一日の中でこの2時間を捻出するのは結構大変だ
でも何よりも大切なのは水なのだ

C1でのしっかりとしたテント張りに2時間かかり
更に水作りに2時間
この日はぐったりだった


テントから見える夕陽が最高に綺麗だ

⑰


登山8日目、1月22日
前日の疲れも何のその
もう次のC2へ荷揚げをしなければならない
高所登山の日々は休む暇などなく忙しい

朝起きると激しい胃痛でテントから出れなくなった
この胃痛も高度障害の一つなのか
そしてBCから2人とも下痢が続いている
高所に来ると胃腸機能が弱ると言うけれど、それでも食欲があるだけマシな気がする

キリキリ痛む胃をホッカイロとお湯でなんとか収めて
今日もまた歩き出す

今回は食料をかなり計算して持ってきているので
日々食料は軽くなり、荷揚げも少しずつ楽になってきてる
目に見える小さな変化が、つらい時には何より嬉しい


この日もヒイコラ言いながら牛歩戦術で進む
乗っ越してみると、すぐ横にアコンは現れて視界に入ってくるようになった
BCから高いなぁと思ってたクエルノ山はいつのまにやら同じ目線に
少しずつだけど、確実に高度は上げられてきている
⑱

この辺りからは誰もが牛歩戦術で歩いてる
重たい荷物を担いでるポーターも一歩一歩が本当にゆっくりだ

アコンの岩の先っぽまでがくっきりと良く見える
周りに雪煙を吐いて、どれだけ上部の風が強いのかよく分かる
⑲


見えてからが遠かった、やっぱりC2もそんな感じ
標高は既に5550m
テントが出始めてから、デポ地に行くまでに30分はかかった気がする
⑳

C2で日本の団体さんに追いつく
今朝のC1で2名の方が高度障害で下山になったと聞く
ここではツラクない人なんていない 
もうそんな世界

乾燥で手の指がお母さんの赤ぎれみたいに酷くひび割れた
中の肉までぱっくりと割れて
たった数日でこんなに手がボロボロになるとは思わなかった

経験したことのない高所へ上がっていくんだって実感がじわじわ来る
自分が耐えられるのか不安だけがじわじわ来る
それでも一つずつキャンプ地を上げてじわじわと登るだけ、それしかない

21

雪が格段に増えたC2で荷物をデポして再びC1へと戻る


1月23日
この日は風が最も強い日だと言われていた
安全策をとって、C1に停滞をしてやり過ごす事にした

山に入って9日目、休養日を取ったのは初めての事
ずっと6時起きが続いてたから、久しぶりになーんにも考えないで起きたのは12時
身体はやっぱり疲れてたのだ

ゆっくりスープをすすってた時に、2人で話していてふと思った
BCに余分な荷物を預けてきたけれど、、もしかしたらガスが足りないかもしれない・・・

一度そう思い始めたらどんどん心配になってきてBCにあるガスを取りに行く事に決めた
十分に足りるとは思うんだけど、念には念を入れて

この時既に午後2時を回ってた
取りに行ってくれるのはもちろん足の速いかず

休養日だと思ってた一日は急展開に思わぬ方向へ
私はテント番
かずはBCへ

頼もしいうちの旦那さんはガス缶を取りに走るのであった
22
いってらっしゃーい


テントで風と戦いながら思った
水作りをする時も2人の連携プレイ
こうして別行動で動けるのも連携プレイ
旅だけじゃなくて山の中でも助け合ってくのが、段々自然に出来るようになったなぁと
まだまだだけど、少しずつ進歩していってるそんな2人なんだなぁと

そんな事を考えてたら、かずが帰ってきた

タイムはなんと、、下り30分に登り2時間を切っていた!!!

なんと!!!
私は4時間半かかったのに!!

さすがかずである
この日からかずは別名「佐川急便」になった

ガス缶だけではなく、水も新たに持ってきて
更には最新の天気予報まで手に入れてきたくれた
その情報を見て、アタック日は27日へと決めた


早めにかずが帰ってきてくれたので、
夕方にC1のへりの岩場へお散歩に行ってみる

遥か彼方下に小さくBCが見えた
怖いけど、やりたがり
23

24
かず、あんな下までお疲れ様でした
ありがとう!



一つずつ駒を進められてる
6000mが目の前に迫ってきた

いよいよ未知の世界へ突入する




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