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to the unknown ground

ゆっくり、あるきはじめよう。 はじめのいーっぽ!!

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Category: 海外登山

Mt.kilimanjaro summit②

2013.8.28-9.2
Mt.kilimanjaro summit

day1. moshi→longai gate(1870m)→simba camp(3000m)
day2. simba camp→kikelelwa(3700m)
day3. kikelelwa→turn hat(4300m)
day4. turn hat→kibo hat(4700m)
day5. kibo→gilmans point(5681m)→uhuru peak(5895m)
→horombo hat(3700m)
day6. horombo→marangu gate(1890m)→moshi



起床、22時半

寝入ったか寝てないか位でシュラフからもぞもぞ這い出す

「めちゃめちゃ極寒ですよ」って聞いてた気温は
思ったよりも寒くはなかった

着込んだものは
・アンダーウェア
・ロングTシャツ
・フリース薄手
・セーター
・フリース厚手(レンタル)
・厚手ジャケット(レンタル)

これに予備としていつものダウンに防風合羽がある

体感は5℃くらいか、風はほとんどない、5000m近い所でもこんなもんなんだな
毛糸の帽子と手袋を二重にしてまずは寝起きの体を温める

まだ寝ている周りを起こさないように
そっと廊下に出てアタック前の食事の支度を始める
下茹しといたマカロニにトマト味のスープの素と魚缶をぶち込む
炭水化物はすぐにエネルギーに変わるのだ


さぁ、いよいよだ
今までなんてほんの前哨戦、ここからが本番だ

緊張してたのはかずより私の方だ
何よりも戦うのは自分の高山病体質と
5500m以上の経験は、まだない
水を飲んで、ダイアモックスも飲んで、おしっこしまくって
出来る事は全部やった
後はポレポレ(スワヒリ語でゆっくりの意)でゆっくり一歩ずつ歩くのみ!!


午前0時、アタックに向けて出発
①

今までの行程はサブガイドのララが先頭に立っていてくれてた
いつもにこにこしてて、おしゃべりと解説をずっとしてくれたララ

でもここからの先頭は本ガイドのカドだった
落ち着いていつも周りをしっかり確認してるカド
ついにカドが出てきたぞって事もあって、ピリっとした緊張感が増す

歩き始めたのは恐らく他パーティーの中でも一番初めだった
その後ろにぞろぞろと何組か出発し始める

一歩ずつは本当にゆっくり
ゆっくり呼吸を吐いて、30cmずつくらい
本当に本当にゆっくりのポレポレ

ポレポレって言葉はキリマンジャロにいる全タンザニア人が声をかけてくれる
このでかい山に登るのにはポレポレが成功の鍵なのだ

前日にキボハットからてっぺんまでの全景は、ガスに覆われて見る事が出来なかった
でも遠くから見たアレは、直角なんじゃん!?って思うくらいすんごい登りだった
真っ暗闇で見えなくても想像し易すぎる、、半端じゃないこの登り

基本的には休憩なんか取ってくれない
休むならばもっとゆっくり歩く、ただ同じテンポでずっと歩き続けることがコツ

実はコレ、私が普段からも苦手とする事で、ゆっくり歩き続けるのが中々出来ない
早足である程度歩いてから、細かい休憩を何回も入れたくなるのだ
富士山は毎年登って、毎年死ぬほどキツイけど、小まめに休憩してなんとか登り切ってる


キツイ登りはジグザグにゆっくり進んでく
足元はズルズルの細かい砂利になっている
20回くらいジグザグして、ようやっと初めての休憩
岩場の陰に腰を落とす

落ち着いてみたら、この夜も星はとっても綺麗だった
でもなんだかアフリカにいるんだって気はしてこない
富士山ツライよなーーーのあの夏のツラさみたい

再び歩き始めても、カドは中々止まってはくれない
一生懸命追いついて、ジグザグしてたけど
何時間かジグザグしてるうちに若干の気持ち悪さを感じ始めた、高山病の出始め
先はまだまだ長そうだ

そのうち、ジグザグを一回繰り返すのもしんどくなってきた
脇にストックを支えにしてぐったり一人休憩をするのが多くなってきた

それでもあまり休憩しすぎないように
呼吸を整える程度でまた一歩歩き出す

この繰り返しを何回したことか
ジグザグは永遠に感じられた
軽めの気持ち悪さはずっと続いてた

トップを切って出発したけど、抜きつ抜かれつ
速いスピードの欧米人は長く休憩したり、ダウンしたりしてたけど
私たちは丁度良いスピードで変わらずずっと歩いてた

ふと頭をよぎるのは
「ウサギとカメ」 キリマンジャロは牛歩戦術じゃなくて、カメさん戦術だね

そのうち細かい砂利道は大きなゴロゴロとした岩に変わって
ちょっと足を大きく踏み出さなければならなくなった


それ位の時にうっすら空は白んできた

時計を見ると6時近い


白んできた空を上に見れば、ゴロゴロの岩が途中で切れてる
いよいよデカイ火口のへりが見えてきたのだ

こうなったら元気が出ちゃうもん
見えたらやる気になっちゃうもん

岩に手をかけてルンルンで登った先、

キボ峰の第一関門
ギルマンズポイントに到着した

②
時刻はもうちょっとで太陽が昇るくらいな時
なんとまー好タイム!
むしろ順調過ぎるくらいのタイムでここまでこれていた

キボ峰には大きく3つのポイントがある
でかい火口の端っこのギルマンズポイント(5681m)
そこからお鉢巡りの途中にあるステラポイント(5739m)
お鉢の最終点が最高地点のウフルピーク(5895m)だ


ギルマンズに到着した時、まずは2人とも大興奮で写真を撮りまくった
ここで待ってご来光を拝みたいと粘った

けれど、ガイドの答えはNO!!早く次に行くぞ!
ちょっとぶーたれながらも、その先のお鉢を巡ってその意味が分かった

朝日が差しながら見える火口は早速氷河がお目見えした
見える外周はかなり大きかった

ここまでくれば急な登りは無いものの
ここから最後のてっぺんまではまだ200mも上がる


でこぼこの道を進みながら途中で日の出を迎えた

③

④


前日まで居たマウエンジが遠くに雲から顔を出してる
ここはマウエンジよりずっと高い場所

綺麗な雲海がだんだんと日に染まっていくのは本当に綺麗だった

どこを見ても素敵で写真を撮りたくなるもんだからペースは遅くなる
ちょっとオシッコとか言って写真を撮ってると、早く行くぞとせかされる

興奮しまくったせいか息が上がって、ギルマンズまでの登りよりここからの方がキツかった
すっかり日が昇った時にステラポイントを抜けて
「後ちょっとだよ!」って言われてからが長かった、きつかった、、

⑤


ステラを超えるとウフルまでの道のりの縁にへばりついたみたいな巨大な氷河が現れた

⑥

⑦


山の中の氷河でこんなに綺麗な真っ白なのを見たのは初めて
この氷河は後20年もすれば消滅するかもしれないって言われてる
今だからこそ見れた、このアフリカの大自然のかたまりだ

長い長い火口を歩くこと2時間以上

⑧

⑨


やっと看板が見えた!
ラストが来た!!!


2013.9.1
キリマンジャロ キボ峰 5895m
ここがアフリカ大陸のてっぺん!!

⑩

真っ青な空に
何度も写真で見たこの看板

来れた
登りきれた
やったーーー!!

てっぺんで私たちは大はしゃぎだった
誰もいないつかの間の貸切キリマンジャロ

それまでずっと無口に応援しててくれたカドも、ララも
「よくやった!」ってみんなでハグしてくれる

大好きな1枚
大事に持ってきたスプライトとチョコバーで4人で乾杯した
⑪

アフリカ最高地点にいるだなんて、そんな事どうでもいい感じがしてきた
でも目の前に広がる雲海は広いアフリカ大陸そのものなんだなって思う
あぁもうなんでもいいよ!この達成感!今までナンバーワン!!

胸いっぱいに吸い込んだてっぺんの空気は何よりのご褒美だった
5895mの空の青さは別格だった


⑫

⑬

⑭


名残惜しく、酸欠しながらも元気いっぱいでウフルを後にする
来た道を戻りながら改めて、このド快晴な雲海を目に焼き付けておこうと思った


ギルマンズに戻るまでの間にあっという間にガスが立ち上ってきた
時間は9時少し前
連日の習性通りにキボは雲に隠れてしまう

こうなったら急いで下るのみ
行きに上がってきた急登を、ジグザグを無視して直線に駆け下りる

登りはキツくて帰りは楽チン
6時間かけて登った道を、下りわずか1時間半。脅威の砂走り

酸素が濃くなるに連れてどんどん元気になる私と逆で
高所に強かったかずは下りでどっと疲れが出てきてた
何故か私の体はほとんど疲労を感じていなかった

キボハットに着いた時、待っててくれてたポーター達が
「おめでとう!!」って言ってくれた

このポーター達を含めた5人が私達の大切なチーム
彼らなしにはこの成功は有り得ないのだ
⑮
ありがとうみんな^^


さてさて、この日はここからが大変
一瞬の昼休憩を挟んだ後に、更に一個下のキャンプ地まで下りるのだ
4700m→5895m→3720mへ、すごい!!


キボハットから下る道は、段々遠くなっていくキボ峰にとっても寂しかった
⑯
でもこうやって見ると、ほんの数時間前にあのてっぺんに居たなんて信じられない

ここからの下りは、、また長かった
酸素が濃くなってくのは嬉しい限りだけど、、長かったなぁー、、

この日の総歩行時間は14時間
深夜0時に出発して、下山後ホロンボハットに着いたのは16時だった
なっはっはっはっはっは、頑張りました!

でも、このタイム
結構な好タイムだ、日本人ならかなり早い方かも
高山病体質でも、一歩ずつ進めばうさぎより早いのだ


ララが言ってくれた
「keep on もじゃもじゃ」 ※モジャはスワヒリ語で‘1’
一歩ずつ進めばどんな高い山でも超える事が出来る

この言葉はこれからもずっと私の胸に刻まれるだろう
思い出す時は絶対ララとカドの顔も一緒に出てくるだろうな


ホロンボハットはやり切った充実感でみんな笑顔だった
この日初めてスタッフテントにお邪魔して、みんなと一緒に食事をとった

私たちの余った食材を一緒にして
ガイドのカドが作ってくれる
カドはチームの中では長だけど、作るのが好きでいつもみんなに作ってるみたい
⑰
カドがしっかり者のお父さんでララは明るいお母さん
若いポーター君は息子達
本当カドファミリーだねって笑いあう

⑱
ララは日本語を覚えるのに一生懸命で
簡単な単語と会話と数字を紙に書いてあげたら、翌日にはすっかり文法も覚えていた!
えらい!すごい!!

ご褒美の秘蔵パイナップル缶詰もみんなで分け合って
登頂後のこの日は本当に和やかで楽しい一晩だった^^



最終日6日目、
元気にマラングゲートまで帰るよ~♪
⑲

最終行程も長いらしい
さすがキリマンジャロは国立公園も広いですなー

帰りもサッサ帰るよーって言ったガイド2人は本当に早足で下っていく
途中両サイド一面焼け野原になってる場所があった
行きに聞いた一ヶ月前の山火事だ
5日間燃え続いたこの火事はかなりの面積を黒こげにしていったみたい

でも小さな緑の芽がちょこちょこ出てた
がんばれー!って応援したくなるちっちゃな芽!

景色は段々背の高い緑も多くなってきた

⑳

よーしこのままラストまで張り切っていくぞーー!
と思った矢先に、


ほんのつまらない所で

まったくもーな私は、、

あっさり軽い捻挫をした、、、

あーぁ、これだからもぅ、、すっとこどっこい、、


軽くひねっただけだからってそのまま2時間程歩いてたけれど
あらら?結構やっちゃったかも!?

ってな訳で、、最終山小屋から

なんとワタクシ、恥ずかしながらも
レスキューカーを要請する事になったのです


車待ちの1枚
21


最後まで自分の足でゲートを迎えたかったけど
こんな捻挫で緊急の病人の人がいたらと思うと本当に申し訳なかったけど
でも、この最後に車に乗れた事で足も大事には至らなかったのかも

あっという間に駆け抜けたキリマンジャロ奮闘記は
ラスト間抜けな展開でゴールを迎える事になりました

でも2人とも元気に無事に登ってこれた!
万歳!!
22



夫婦2人でキリマンジャロを登れたこの夏は
また一生忘れられない大きな節目
充実感と共に、2人で抱えられた思い出が嬉しい^^


下山してからは、オフィスのボスが喜んで出迎えてくれた
登頂証明書を綺麗にラミネートしてくれて
キリマンジャロTシャツもプレゼントしてくれて
細かい気配りが最後まで嬉しいオフィスだった

翌日、お世話になったカドララと一緒に
2人のお気に入りのマツンボニャマチョマ(ホルモン焼肉)の食堂へ

山の中と違っておしゃれにパリっと決めてきた2人
ビール飲んで、焼肉つまんで、2人の子供の話をして
本当に本当に話しても話が尽きなくて
登山中の写真を2人に手渡したら、とっても喜んでくれてずっと一緒に眺めてた

23

24



今まで何度かガイド登山をして
その度に素敵な出会いが沢山あって、今もそんなみんなとは繋がってる

いつでも帰ってきて、今度はうちにおいでよって嬉しい言葉をくれる

モシの町は徒歩10分の間にそんな嬉しい友達がまた沢山出来た

自分だけで登る山も山
でも、海外で登る山の一番の思い出は、彼らと出会えた事

遠い遠い国のタンザニアで、いつまでも忘れない最高の友達
ありがとうがいっぱいで、泣きそうになるモシの町


25




これでアフリカ大陸のエチオピア・ケニア・タンザニアの3大マウントシリーズは終わりとなる
やりきった充実感と共に、想いは南米大陸へと馳せるばかり

私には、まだまだ登りたい山が沢山ある

ネパールで出会って、日本で一から始めた山は
次の未知なる大地へ

これはこれからも私の旅のテーマだ




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人生の相棒と2人で
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