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to the unknown ground

ゆっくり、あるきはじめよう。 はじめのいーっぽ!!

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Category: 海外登山

Mt.kilimanjaro summit①

2013.8.28-9.2
Mt.kilimanjaro summit

day1. moshi→longai gate(1870m)→simba camp(3000m)
day2. simba camp→kikelelwa(3700m)
day3. kikelelwa→turn hat(4300m)
day4. turn hat→kibo hat(4700m)
day5. kibo→gilmans point(5681m)→uhuru peak(5895m)
→horombo hat(3700m)
day6. horombo→marangu gate(1890m)→moshi



あ


いよいよ始まった
20代最後の夏、大きな大きなチャレンジ

アフリカ大陸最高峰、キリマンジャロだ

実は当初、この山を目指すには、私にはちょっと抵抗感があった
あまりにも有名すぎるキリマンジャロ
バックパッカーにとってもメジャーでミーハー感が否めない『キリマンジャロ様様』だからだ

例えるで言うなら、バカでかい富士山
ゆっくり進めば誰にでも登れる難易度の大陸最高峰なのだ

それだったら裏にあるケニア山を登りたい
幻の山ルエンゾリを登りたい
山屋として意味ある山を登りたい
そう思ってきたけれど、ここに来て、猫も杓子もな世間にくだらない意固地を張ってる場合ではない
キリマンジャロへの道はそんな偏屈な私にも拓かれていたのだ

もしここで高山病体質にも負けずにアフリカ最高峰登れたら
もしかしたらアコンカグア?エルブルース?ビンソンマシフ!??
なーんてすっかり妄想に酔ってしまう私は、まだまだてんで甘ちゃんなのである


そんな真正面にぶつかれてこれなかったキリマンジャロ
実は山として強い憧れはずっとあった
どっしりとアフリカの大地に聳える独立峰は山脈にない力強さを持っているし
富士に似た美しい裾野を持つ姿は日本人としてどこか哀愁をそそられる
大陸最高峰ってだけではない、魅力も沢山ある山なのだ


「いつか」
は、意外に自分が動きさえすれば
簡単に実現するものなのだ



最初に、実に俗世的なアレだけれども
お金の話をしておこう

キリマンジャロは結構高い
富士山感覚で行くと痛い目に遭う

その額、ざっと一人

10萬円也。

この額を聞いて、そう簡単に貧乏バックパッカーが手を出せる代物ではない
でも逆に言えば、10万円で一生に何度もないチャレンジを買えるのだ
そんな熱き心を持った同志は各国に大勢いる

キリマンルート航空写真

キリマンルート

ルートは全部で6本ある
各方面から登れるだなんて、まるで富士だ

もっともメジャーなルートは
・マラングルート(通称:コカコーラルート)
 こちらは全ルートで唯一の全行程小屋泊、最短5日間で抜けるコース
・マチャメルート(通称:ウィスキールート)キャンプ泊、6日間

日本のガイドブックなんかを見てもこの2つしか紹介されていないけれど
他にも1週間以上かけていくルートもある
私たちが選んだのは、ロンガイルート
あまり知られていないケニア側から登る6日間のコースだ

キリマンジャロには様々なルールがある
ガイドはもちろん、2人以上であればサブガイドも必須義務
このルートから入ったらこのルートしか抜けれないとか
小屋泊ルート以外は小屋宿泊が禁止されているとか
色々とややこしい

10万近い決して安くはない登山費用の内訳は
国立公園入場費1人1日70$×6日
公園内キャンプ費1人1日50$×5日
というほとんどがタンザニアの国に納めるものなのだ
(残念な事に、この春から入場費は10$も値上げした、、)

他に大きく占めるのはポーター(荷揚げ)費用
ロバや馬等の動物での荷揚げがない為、全てを人の手で上げていく

私は出来る限り自分で出来る登山を目指している
ガス缶を用意してきたから自炊は出来る、出来る限り荷物は持てる
そうして、通常キャンプ泊2人だったら10人のスタッフを、5人という半分に減らした

実際山の中で
ガス缶に火を灯して食材を切るところから始めてる登山客は他にはいなかった
みんな到着したらすぐに温かいスープとチキンなんぞVIPなものが出てくる
それもまた山の楽しみ、そして体力を温存する大事なことだ

コックも付けずに現地人の観光に対する雇用を大幅に削減してしまった訳だが
6000m以下ならまだ体も動くはず、出来ることは自分で


物事はシンプルに、なのだ



さて、前置きが長くなったが登山開始に話を戻す

基点となる町タンザニアのモシは、意外にも立派なサイズな町だった
モシに到着する前にこの旅一番の大きな盗難に遭った私達は疲労困憊気味だったけれど
いよいよ始まる大きな登山に、町に着いたらすっかりGOGOモードが入る

いくつか登山会社を回ったものの、どこもサービスも値段も大差はない
決めたのは「キリクライマー」
一見コワモテのボスの迅速な対応は出発前から頼もしいものだった

なじみのないロンガイルートを推したのも彼ら
・のっけからキリマンジャロを全開に見ながら前に進めること
・アタックまで安定した道のりで順応を出来ること

最終的に決めたポイントはあまり人がいなさそうって事だったけど
それ以外にもロンガイルートは歩いて楽しい、無駄がない本当に良いルートだったと思う


登山初日
スタッフと自己紹介をして、荷物を車に詰め、早朝町を出発する

まず向かったのはマラングゲート
大拠点のマラングで、私たちも登山申請の手続きをここで行ってからロンガイに向かうのだ

①
さすがマラング
出発する人、帰ってきた人、立派な三角のオシャレな設備に各国大勢の登山客で賑わってる
なんと国立公園に支払う費用はクレジットカードが切れると言う

手続きを済まして、ほんの数日前までいたケニア国境付近まで走ること2時間

マラングと比較にならないくらいなーんにもない、質素な小屋が出てくるのがロンガイ
ここでポーター達の荷物を計測して、軽めの食事を取っていよいよ歩き始める

②
ポーター達は荷物を頭に載せるアフリカンスタイルだ

③
ロンガイ一帯には、まだ国立公園内に住む人がいるという
最初の道はそんな畑や植林地を横目に進む


初日の行程は3時間程
軽い森林地帯を抜ける頃、ガイドのカドとララは休憩にとアボカドを切ってくれた
コックはいらいないから食事もおのおのにねって話だったのが、こういう些細な気遣いがとっても嬉しい
醤油も砂糖もつけない生のアボカドはとってもフレッシュで美味しくて、山を登るエネルギーになる

初日のキャンプ地の標高がもう3000mになる
歩いてる時間は少ないものの、超高山病体質の私は、翌朝軽い頭痛があった


2日目
標高を徐々に上げていく
キリマンジャロ登山はどのルートも1日1000m近く上がっていくので分かりやすい

森林限界点を超え、周りが低草地帯になった頃
早速ロンガイのキリマンジャロがお目見えした

いきなり、目の前に、どどーーーーんと!!!

④
このなだらかなライン、綺麗な台形
まさに、プリンだ・・・
この後2人の中でキリマンジャロの愛称はプリンになった

初めてくっきりお目見えした姿は
やっぱり想像以上に感激するものだった
この堂々さ、さすが!!


歩いている時に、かずが道を横切る可愛いちっこい動物を見つけた
⑤
カメレオンーーーー!!
こんなに小さかったんだ!手の指がちゃんと2本と3本に分かれてる!
目があっちこっちの方向を向いてる!図鑑通り!!

驚いたのは体の色が
私が緑のシャツを着ていたら、そっちが見える方向からは緑に
かずが黒いシャツを着ていたら黒色に
じんわりと本当に変化していった

元々個体数が少なく、一ヶ月前に大規模な山火事があったせいもあって
今は見るのがかなり難しいと聞いていたカメレオン
ラッキーな事に小さな可愛い1匹に出会えた^^
そして周りには白い可愛い高山植物が咲いていた

⑥


ここからルートはぐいっと東へ折れ曲がる

キリマンジャロは3つのピークから成る総称
いわゆるキリマンジャロはキボ峰と呼ばれるもの
よく絵にして表すと右側にちっちゃく子キリマンジャロが描かれてるのがマウエンジ峰
他にシラ峰がある

目の前のキボ峰を真っ直ぐ目指すならば
一日3時間×3日でBCに到着出来る、このアプローチが短いのもロンガイルートならでは
でもそれじゃぁ高所順応が足りない
近いのに、一個余計に遠回りも出来るロンガイ

子キリマンのマウエンジ峰を目指して歩き始める

⑦
おっとりとしたキボ峰に対して
小粒ながらにぴりりと辛いマウエンジ峰は通好みって感じ
ぐいっと進路を曲げて歩こう!

⑧

周りはアフリカ独特のなーんにもない野っぱらばっかり
見渡しが良くて、空も青くて、歩いてるだけで空気いっぱい気持ちいい

2日目に泊まったのはキケレルワキャンプ地3700m
さすが人のいないロンガイルート、誰もいない貸切だった


雲の上のキャンプ
⑨

⑩


自炊は疲れて到着してもいつも楽しい
持ってきたのはほんの少しの野菜と缶詰とスープの素とパスタとラーメンと米

ここ何回かの高所自炊で学んだのは、米が炊ける限界は4000m以下って事
もちろんアルファ米があればそれが一番良い
でも私は日本にいる時から高いアルファ米は買えなかった、かちかちになったおにぎりで十分だったもん
⑪
低地のうちに重たい米を消費して
高所で手堅いのはパスタ、これを茹で汁を捨てないでスープの素に溶かせば
燃料も節約しつつ、トマト味でもクリーム味でも美味しいパスタが食べれる
それに魚の缶詰やラーメンを組み合わせれば一週間程のバリエーションも完璧!

回数を重ねる毎に、取捨選択をして
ちょっとずつ色んな豆知識を身につけれてる今日この頃



3日目はマウエンジの麓まで迫った
早く到着したので、2人で高所順応も兼ねてマウエンジの近くの丘まで上がる

やっぱり闘争心をそそられるのは鋭い岩峰
何枚もシャッターを押してしまう
ファインダー越しだけじゃなく、いつか自分の力で再び岩峰へ
そのわくわくが止まらないのだ

⑫

⑬

誰もいない4300mのキャンプ
この日見えた満天の星空が一番綺麗だった


そして折り返しの4日目
再びキボ峰に向かって歩き始める

⑭

⑮
今日も先を急いで頑張ってくれるポーター達

行きに来たマウエンジ側の道を越えると
すぐにまたキボ峰が現れる
⑯
ここからはもうラストまでひたすらプリン、、いや、キボを目指す道
どこからでも真っ直ぐにキボへの道は伸びていて分かりやすい

心配していた高山病も、多少の頭痛はあるものの
毎日4リットル程水をがぶ飲みして、私としては絶好調だ
もちろん高所に強いかずも超元気
⑰


いよいよここからアタックへの道は始まる

道は真っ直ぐに続いてる
目の良いかずが見れば、キボの上の方の登山道までくっきり見える
こんなに分かりやすくて、挑戦する心を掻き立てられる道もない

近くに見えても中々進まないのは
キボ峰があまりにもでかいからだろうか

果てしなく続く道の途中はガスに巻かれた
⑱
キボ峰がすっきり見えるのはいつも午前9時頃まで
その後は周りがどんなに晴れていても、キボの周りには雲が渦巻いている


途中何もない荒地に、プロペラ機の残骸が空しく残っていた

⑲
聞けば、5年前に周遊のマウンテンフライト中の事故機だそうで
観光客の欧米人乗客も皆亡くなったそう

4000mを超えるここでは廃棄物である巨大な鉄屑も
誰も容易には下界に下ろせない

不思議に時が止まったみたいに、これからもここにこのプロペラ機は存在してくんだろうか


事故の後の悲しい現場を通り越して
近くて遠い一本道を越えて
キボ峰のBC、4700mのキボハットへ到着

⑳

ここには何組もの大型ツアーのテントが並んでいて
黒人のスタッフが大勢集まっていた
みんなこれから始まるアタックの熱気むんむんに、興奮状態が伝わってくる

私達は登山会社の計らいがあって、上手くここでは小屋を押さえることが出来た
アタックの前はせめて温かい小屋の中で、テント設営の労力も温存して
最高の状態で望むべし!!

・・そう思ったのも中々難しく
小屋は入れ替わり立ち替わりに人が出入りして
共同テーブルはツアー客の立派なテーブルクロスが敷き広げられ
マナーのないガイドは仮眠中にも関わらず室内で大声でブリーフィングする

全く、、日本登山者の右に習えな小屋マナーを見習って欲しいもの!


アタックは深夜0時スタート
それまでに僅かながらに興奮した体を仮眠させる

同室になった欧米人達もみんなどことなく緊張して、興奮してる
みんな目指すはひとつ、がんばろうぜキリマンジャロへ


21


ドキドキして、この日もなかなか寝付けなかったよ
いよいよ、ここから始まるアタック!!



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