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to the unknown ground

ゆっくり、あるきはじめよう。 はじめのいーっぽ!!

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Category: 海外登山

Rock & Ice climbing camp in pasu

2013.6.3-5

クライミングってものを初めてやってから早7年経つ

それから私は本格的に登山を始めて
夏山、冬山と進むにつれてクライミング要素の必要性を感じるようになった

山に登る為にクライミングってやっぱ大事だよね!って思う

えーと、、つまりは
大事だと思ってながら、、岩への苦手意識は高い…
岩に恋してハマる程にはハマれないままなのだ

なんでかってゆーと
私、、登ってるんだけども、、高いとこキライなんだよね~…
あと相当なびびりなんだよね~~~…


私のビビり症から言っても、これまでの最大の難所は北アルプス大キレット
いやー本当死ぬかと思った、人生で一番死に近かった
それでも今、日本に戻ったらジャンダルムに挑戦できるようになりたいなぁと思う
ビビり屋の癖に、やっぱ山は目指したいと思うのだ

外岩経験は今までに10数回(って数えられる程が悲しい、、)
岩を本格的に教えてくれた師匠はそれはそれは鬼教官の様に厳しく
ロープワークの基礎を理解していて当たり前、自分の事は自分でやれ

物覚えの悪い私は数か月置きに行く外岩の度にしょっぱなから結び方を忘れ
しこたま怒られるのであった、そして呆れられた
彼は岩に恋して恋して、自宅にはTVはないけどクライミングギアはいっぱいあるみたいな人だった
まさに三度の飯より岩と山、そんな熱き山屋だ


私は私で足が遠のいてるのは事実だけど
実際に生岩を触ると登山以上に闘志がモリモリ湧くって思うタイプだった

しかーし
やっぱりそんな事じゃいけないのだ

そう、岩に登り始めて数年
未だ初心者ですってうろちょろする私、でもそんなこっちゃいくらたっても登れるようにはならない
海外の山に登りたい!って思って来たのだから、日本にいる時より一つでも成長したいのだ
そしてまた日本の山を登りたいと思う



一念発起して始めるクライミングキャンプ
はじまりはじまり



この前章に日帰りクライミングをした
ガイドはブロードピークにも行ったことあるぜぃってバリバリのクライマー

でもこの人、ちょっと心配
ロープワークを教えてくれながら自分がいつも間違ってる…
さすがの私でも気づく間違いにしょっぱなから心配になる

ちょっくら試しに、って初級コースを登って
なんだか大丈夫なの?って不安のままにどんどんステップアップする話になる

前回のラッシュピークのローカルガイドに引き続き
おいおーい、大丈夫かいなパキのお山事情は、、って思っちゃう


クライミングキャンプの舞台はフンザの中でも風の谷に近いって言われるパス―
ここにも氷河があってアイスクライミングが出来るとそうな



カリマバードからパス―へはKKHを北上して湖を越えて行く

パラリラトラックも走ってる
①

この湖、3年前に起きた大きな土砂崩れによって出来た
考えられない事だけど、今までなかったのに川が塞き止められて幅30km以上もの大きな湖が出来てしまったのだ

②
沈んだ村は3つ、160名もの死者を出した大参事だったこの災害
今も物資を船で運びながら上フンザの人達は生活をしてる

車もボードで運んじゃう
③

1時間ボートで湖を渡って
パス―村へは更に車で1時間、小さな質素な村を越えていく


④
WELCOME TO PASUの文字が見えて
圧巻の鋭い岩山に囲まれてそれ以外は特になーんにもない村パス―

人が全く入って無さそうなレストランの裏にテントを張って
歩いて5分でクライミング場所に着く、3日間のキャンプには最適の場所!

⑤

到着した午後にすぐに練習しようとせがんだ
先生のイリアスは英語の分厚いクラインミング教本を事前に1冊手渡しといて
「はい、これ読んどいて!」って言ってた

いやーー!!だめだめだめでしょ!!
不安すぎるでしょ!!
レクチャーしてってば!!ってこっちも真剣である


初日ファーストクライムオン。
⑥

⑦


フンザの初級コースより明らかにレベルが上がってる
私はレベル表もイマイチ理解してないアホ者だけど、日本で使ってたのはフランスのものって分かった
それでここはどれくらいのレベルなの?って聞いてもパキスタンのレベルを伝えられて全く分からない

だからー、それはフランス式で言うとどれくらいなの?って聞いても
イリアスは首をかしげるばかり
…えぇーー、、ダイジョウブ?やっぱりダイジョウブ??


って思いながらも初日この日の講習はかなり実のあるものだった
一時不安に思いながらもやっぱちゃんと先生だったよ、イリアス!!
疑ってすまん!!

教えてもらったのは
トップロープのセッティング方法
(私はクライミング用語も良く分かってないのでこっから先お見苦しい点多々出てきます)

これまでは誰かがセットしてくれたトップロープにそのまま登ってただけ
いや、正確に言うと師匠は教えてくれてたハズだけど、myザイルを持たない私にとっては
その場で説明を受けて実際は終わってた、、
これは私がイケない、覚えようとしてなかった為だ


FIXロープの張り方
支点の取り方
カムとナッツ、ハーケンでの支点作り

改めて聞くと身に覚えがあるようで理解しようとするとちゃんと分かってくる


それでも最初のセッティングをする時には確保を取りながらでも
ほぼ空身で登ってくのだ
それが一番恐ろしい事

先生はそれを私にやらせた
2つ目のボルトまででいいからと言われても、7~8mはある

必死になって1個目のボルトに確保を取って、2つ目でロープセットをする

これは私にとってすごく勉強になった事
今まで誰かがやってくれてた事、を始めてやった
死ぬほど怖いけど、ちゃんと分かったら出来た事だった


セットの仕方を覚えた後、
センタートップロープという方式で登ってた
(下からでなく上部からのビレイで登る方式、日本ではなんて言うんだろ??)


事件は起きた

一本登り切ってカムダウン中に私はガクっと落ちた
落ちたのは1mも落ちてないと思うけど、20m程の高さ、これは本当にヤバイかと思った

原因は上部ビレイをしてた先生のセルフ確保が緩んだ為との事

…えーーーーーーーー!!!
ちょっとちょっと!!なんで緩んでんのよ!!
ビレイを信頼しきって下降してたんですけど!!!

こういうのってよくあるのか分からないけど
こうやって落ちた事も初めての経験、恐怖心は更に一つ増えた、、


色々といきなり経験を積んで(血も出ましたが)初日から充実感でいっぱい
このクライミングキャンプは正解だった、3日間いっぱい勉強するぞーと気合十分

途中応援してくれたちび
斜めになってるサングラスが超かわいい
⑧



2日目
この日は何をするんだろうか、と思ってると

やってくれました、先生セットするはいきなりの懸垂下降
しかも45m

懸垂下降45m!!!!!!!
高所恐怖症の私は顔面蒼白である


懸垂下降と言えば
以前夫婦共クライマーという元消防士の先生に連れられて
群馬県妙義山の星穴という場所で、日本で唯一という45mのロング懸垂下降をした
これが私の超ハイパー懸垂下降の初体験

この時も死ぬかと思った、高いとこってやっぱり怖い

自分で登って降りるならまだしも
登ってないのにいきない懸垂下降ってとこがダメなのだ

クライミング場所の岩は2つに大きく分かれてて
真ん中に丁度いい場所がある、ここにセットするのだ


どんなとこってこんなとこ!!!!

⑨
高さ45m、半端なく眺め良すぎる


横のもろもろに崩れる崖を登って、この場所までたどり着く
先生はとっととセッティングしてる
⑩

⑫


先にお手本で先生と弟子が下りてく
余裕の笑顔
⑪

「さぁ次はMIKIの番だよ!!」って言われても
いやー、、足がすくみます
分かってても最初の一歩が踏み出せない
妙義の恐怖感を思い出す、あの時も10分は降りれずに騒いでた気がする

結局、さぁ行くよ!ってタイミングを3回程逃して
最初の一歩目は相当腰が引けた情けない恰好で下降を始める

もう降り始めたら早く降りる事しか考えなかった

笑顔すら出ない瞬間
⑬


いやぁ、まさかパキスタンでロング懸垂下降をするとは…
人生何が起こるか本当に分からんもんだ、、
この後の2回目のトライは少しは余裕が出た

ぷはぁー、、
⑭

って降りたのも束の間に
今度は先生は「じゃぁここを登ってみよう!」って言う

!!!!???

45mですか!?
こんなロングピッチやった事ありませんが!!!


先生、のんびり屋でたまに間違えたりボケかますけど
コイツもまた鬼教官なのであった

⑮

⑯


必死で登る45mは超キツかった
握力が全然持たない
自分の吐く息と鼓動と、思わず出る声と、それを聞きながら
ひたすら手元しか見えない
こんな時はどんだけ登っても高さの恐怖感は出ない、それどころじゃない

後半4分の1はビレイで半ば無理やり吊り上げられながら
なんとか登り切った、45m初体験

この日はたった4本しかトライできなかった
それ程に体力と握力を消耗して、しかも登る度に登れなくなってた


2日目、この日も充実感に満ちていた




そして最終日
まってました、アイスクライミング!!!

初体験

見た事あるあるある
赤岳鉱泉でアイスキャンディークライムやってみたいって密やかに思ってた!!


日本ではなかなかする場所がないアイスクライミングだけど
ここでは氷河まで歩いていったらすぐにアイスクライミングが出来る

さすがカラコルム


でもこの時も辛い氷河歩きを2時間程しなければいけなかった
氷が見えるまでのゴロゴロの岩場はしんどい

⑰

着いたのはほんの氷河の先端部分
氷壁が5m程か、大して高くないけど、初心者がやるには十分の壁だ


⑱
アイゼンをつけて、ハーネスつけて
手にはピッケルとバイルを持って
おぉぉぉなんか勇ましいよ!!


初めてのアイスは、想像以上に難しかった
ひょいひょい登る先生を見て、マネをしてみたら想像以上にしんどかった

⑲

⑳

21


難点はこうだ

重さ2kgのピッケルを振りかざすのはかなりキツイ
特に左手が方向すら定まらず、左右均等の握力がない事を実感

そして足元
キックしたところでアイゼンが全然刺さらない

ピッケルは慣れたら少し安定してキマるようになったけど
足元が全く安定しない
先生は最前2本の爪だけで立つというけど(か4本で)
自分の2本爪が全然信用できない

手先の力を信用して登ってくからすぐに腕がパンパンになる
そんで2本で立ってるふくらはぎはプルプルだ
クライミングでも感じた事がないくらいのパンプアップ

わずか数m登るのに体力を消耗しきった

22

23


調子にのってたら、足元が崩れて
手だけで踏ん張ったものの数m落ちた
これはまた岩とは違った恐怖感、怖かった


先生はアイススクリューを使っての支点作りを見せてくれた
24

25
スクリューで穴をあけた所にロープを通すアルパイン方式
アイススクリューにカラビナをかけてセルフを取る方法

私は氷も岩も自然のモノは絶対信用が出来ないて思ってしまうんだけど
ちゃんとキマってれば1000kgもの荷重にも耐えられる支点
後は信用できる様に自分の腕を磨くしかない


アイス講習はわずか2時間で終了した
でもそれでも私の腕は限界に近く、あっという間に天候は変わって氷河は強風に見舞われた


最後、岩の上でみんなで広げるランチタイム
26



この3日間の講習は
最初は諸々不安を抱きつつも、先生は適格に教えてくれた
確実に知識と共にスキルアップできた手ごたえがあった

連チャンで登ったのも初めてのこと
このあとしばらくは筋肉痛に耐えなければいけない…

一度やってしまったら、もうどんどん魅力にはまってく
今まで足が遠のいてたクライミングだけど、大切なのは感覚を失う前に次またやる事

先生のこのままもう数日アイスも出来たらいいのにねっていう言葉に
私はこのまんまフンザでもっともっと山修行をしたいって思った

本当の修行はこっからがスタートなのだ


でも、次に狙うトゥルピークにもちょっくらアイスクライム要素があるとの事
実際に山で実践するのが、今から楽しみ楽しみ



海外で山を登るっていうのは想像以上に難しくて
ガイドを雇わないで自分で入るアプローチの難しさ
日本みたいに軽くて便利な道具がない大変さ
現地ガイドとの英語でのコミュニケーション

いままで1年半でも勉強になったなと思う事は沢山ある

でもこっから先、スキルを必要とするような山を目指して
一個でも満足できる山がやれるように
日本に居た時よりステップアップできたなって思うようになりたいな


もっともっと登りたい!
貴重な3日間の講習、充実感でいっぱい


一人山修行、ここにて完結
狙います、次は南米で山籠り修行!

27
うがーーーーー!!


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