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to the unknown ground

ゆっくり、あるきはじめよう。 はじめのいーっぽ!!

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Category: 海外登山

Rush peak around Hoper Trekking

2013.5.27-6.1

day1 カリマバード→ホッパー村
day2 ホッパー村→バリチュコール
day3 バリチュコール→ハパクム
day4 ハパクム
day5 ハパクム→ホッパー村
day6 ホッパー村→カリマバード



当初計画していたのはラッシュピークと呼ばれるピークハント6日間
これがパキスタン最初で最後の一人登山トライだった

が、結果から先に言うとそれは登れなかった

ただ目の前に広がるカラコルムの山達は
後半好天に恵まれて、もうこれ以上ないってくらい
最高に最高にすんばらしい景色だった!!!



登山の事を書く前に、色々と思う事がある

パキスタンのお山状況について


ここには超有数の山脈と高峰が集まっていて
世界中のトレッカーの憧れの的になってるエリアなのに
到着してみてびっくり、トレッキングをする環境にはなってなかった

言わずと知れたパキスタンの観光事情の退廃によって、トレッキング会社も廃れ
色々探し回った結果、結局まともな会社を見つけれたのはフンザで1件だけだった

これはいつも現地に入ってから情報を集める私にとっては困りもんだった
いくら探してもないないない

誰それのお兄ちゃんがガイドできるよとか
この宿でガイドを頼めるよとか
そういう情報はいくらでもある

でも本気でちょっくら登ってみようかというレベルには至らない
紙にちゃっちゃと書いた見積もりとルートでは全然納得できない


パキに入る前に私が狙ってたのは
世界第二位の高峰K2を眺める3週間のバルトロ氷河トレック

でもこういう本格的なものは全て海外から直接手配するか
首都イスラマバードでの超高額ツアーを組むかに限られてた

お値段は3000$~4500$
えっ!?
そんなにするの!?

もう目が点のびっくりな状況だった、、

そしてこの5月はまだ全てのトレッキングにおいてまだ時期が早かった
…そりゃそうだ
5000m~8000mの山に囲まれてるここは、5月は日本の残雪期どころか完全にまだ冬山なのだ


そんなこんなでバルトロ氷河、憧れのK2峰は諦めざるしかなかったのだ
くすん


そしてフンザで唯一のトレッキング会社でいくつか値が張るツアーを組んで
私の1人登山はおサイフとの相談の結果
ローカルガイドを雇うことにした

宿のコックのおっちゃんである

パキスタン人はみんなとにかく親切心に溢れてて
これはもう今までの国で断トツでフレンドリー過ぎて困ったもんだ

私のガイドがまさにそうだった
宿のコックだったアバースは、心良く私のラッシュピーク行にのってくれた


親切心に溢れる彼はガイドというよりは
「とにかく君に僕の生まれた場所の美しい景色を見せたいんだ!!」
という完全に行き過ぎた親切心でいっぱいだった

いや、もう本当良い人すぎて何も言えないってくらいね




さてさて
こっからラッシュトレッキングのお話は始まる

フンザの中心地カリマバードから1時間、川の対岸にあるホッパー村へ
ここはなんとも丁度良いサイズで山に囲まれてる可愛らしい村だった

カリマバードの裏手にあるウルタル峰がくっきり良く見える
①


ポプラがいっぱい生えていて緑真っ盛り
②

③

④


初日はホッパー村への移動だけだったので
うろうろしてたら超シャイな子供達と仲良くなった

女の子は恥ずかしそうに物陰に隠れながら
話かけるとぴゅーっと走って逃げちゃう

⑤

男の子5人兄弟のおうちに招待されてチャイを頂く
見物にきた30人くらいの子供達
女の子は家の中には絶対入ってこない

私が体操の先生だったよって話をすると(仲良くなるにはやっぱりコレだ^^)
あっという間に大勢の男の子達は「教えて!!」って叫びながら外に飛び出してった


道路で側転を始める男子軍団
女の子は一歩引いて応援中
⑥

みんなでヨーイドン
⑦

本当は新体操なのでバク転とかみんなが期待する超技は出来ないんだけども
ちっちゃい技を見せてあげると拍手喝采で喜んでくれる

技に尽きたら、ストレッチや筋トレ大会
馬跳びなんかも大盛り上がりだった
最後は木登りまで

⑧

⑨

男の子で大盛り上がりになってる草っぱらを見て
大人達もいっぱい集まってきて
恥ずかしそうに「オレにも教えて欲しい…」って言ってきたおじさんもいた


3時間程体いっぱい使ってみんなで遊んだ楽しい楽しい時間
⑩

最後に「ありがとうございました!押忍!!!」
って挨拶を教えてみたら

押忍、大好評
ポーズ付きで男の子達は延々と押忍!!を繰り返してた
⑪

でもオス!じゃなくてコス!!ってなってたよみんな…
惜しいな(笑)、可愛い



いきなりホッパーでお楽しみタイムを設けながら
翌日からいよいよ歩き始める

ホッパーのすぐ裏手にはホッパー氷河が見える
この氷河を越える所からスタートする

⑫

右手に鍋持ってます
⑬


氷河ってのは非~~~常~~~に歩きにくい
遠目から見るとごつごつした岩だらけの小さな起伏を何度も何度も越えていく
道なんてあってないようなもんだから
歩ける場所を探すのに一進一退、すぐそこに見える場所にたどり着くのは大変だ

更に奥の2つの氷河も越えて
ずんずん奥に進んで行って、キャンプ場はバリチュコールと呼ばれる場所

ここはラッシュピークの麓に当たる場所

⑭

テントを張ってるとみるみる天候が崩れてきて
あっという間に吹雪になって、1時間後には5cmも積もってしまった

出発する数日前から予報はずっと天気が崩れてたのだ

この悪天候の状況もあって
見上げるとラッシュピークがある辺りばバッチリ雪を被ってる
そりゃそうだ、一応5000m以上の山、今の時期雪が無いなんて訳ない


ガイドのアバースはプロブレムプロブレムを繰り返して頭を抱えた
もちろん彼にはアイゼン等の雪山の装備なんて一切ない
それどころか彼らのテントはフライがついてない上に上部は完全に穴が開いてて中はびしょ濡れ
テントはダメだからって氷点下に下がる気温の中みんなで岩陰で野宿しようとしてる

そうなのだ、ローカルガイドってのはみんな装備なんて持ってない
地元人だから山の事は詳しい、けど登山できるかって言ったら話は別だ

アバースは英語が堪能ではないけれど、彼の話をまとめるとこうだ

「去年は雪なんてなかった、だから今年も登れるハズと思ったけれど
この数日の雪であんなに積もってる、天気が悪いのがプロブレムだ
僕は君にラッシュピークを見せれてあげれない、僕は悲しくてしょうがない」
という事を繰り返す


うん、雪がない訳はないのだ
事前に一件だけあるトレッキング会社に聞いておいたら
5月の時期はもちろんアイゼン・ザイル要装備の山との事

装備がない彼らと登れはしないだろうなーと最初から諦めてはいた
天気が悪いのがイケないって事を繰り返すアバースを見ながら

「山の天気なんていつどうなるか分からないんだからしょうがない事だよ
いつでも晴天で登りやすい環境って訳じゃないでしょう」となだめる私


一行はラッシュ行きを即決で諦め
翌日からは奥まで進んでラウンドトレックをする事に決めた


氷河を進んでいくとゴールデンピークが見える場所まで行きあたる
ここで更にミアール氷河とバルプー氷河を越える

⑮

⑯

今回思った事

氷河歩き、キライ…

なんて体力を消耗するんだ、、
足元はどこで滑るか分からないし、あちこちクラックが入ってて今にも崩れそうだし
もう100m越えるのにへとへとだった


⑰
でも氷河の上からの景色は最高だ
一番迫った所まですぐ目の前に氷河の始まりがある
見える山は

ゴールデンピーク
レラピーク
ミアールピーク

どれも7000m級の立派な山達


この氷河を越えて、ぐるっと対岸へ
氷河周辺のラウンドトレックという訳だ


えーっと、対岸に来て初めて見えたラッシュピークの全景

⑱
この真ん中のヤツ
(5098m)
!!!!???

これは登れないでしょーーーーー!!!!
手ぶらでハイキング状態の一行が悲しくなる訳

夏場になったら登る人もかなりいるみたいだけど
今コレ、完全冬山どころの騒ぎではナイ

いけるよーいけるよー
簡単だよーーと言ってたアバース
私自身もどんな山か知らなかったけど、もうこれは有り得なさ過ぎて笑うしかなかった


えっちらおっちら歩いてると
氷河の目の前の奥地なのに
人が住んでる気配がしてくる

このへんは夏場になると放牧が始まって
夏だけ来る家畜の管理をする人達の簡易小屋が並ぶ

小屋といっても石と家畜の糞を固めただけの凄く簡素なもの
中に入ると穴倉みたいな土の土間に煙突をつけて小さなかまどがある

食料もごくごくわずかに、古い固いナンを大切に持たせながらの生活
そんな厳しい生活状況の中にちょっとだけお邪魔をする

⑲
チャイを出してくれたおじさん
ミルクはヤギの生絞り


ハンダールの簡易小屋を過ぎて
ハパクムという場所に来た
石造りの建物が並んでる

⑳


綺麗に生えそろってる草っぱらに
たくさんのヤギと羊と牛がいる

そんな気持ちい場所にテントを張る、これ最高
21


ハパクムに着いた時くらいから天気はド快晴になった
雲一つない、完全な青空

目の前にも後にも奥にも、どこにでも白い山が見える最高の場所だ

22


畑を耕す牛に
作業をしてホッパー村まで帰る人達

のどかな時間が流れる

23

24

25


この簡易小屋の土間を借りながら自炊をして
ここの土地の人達にはお世話になった

テントから見える景色はこれ以上ないご馳走
27

電気も水もないここで、夜は土間に集まってみんなで暖を取る
3日間いてすっかり良くしてくれた

ある夜は持ち寄ったお酒をみんなで飲んで
ある夜は穴倉のお家にお邪魔して食事を頂いた

出てきたのはヤギの内臓のスープ
塩すら貴重なここで味付けはほとんどなし

今まで見たこともない色んな臓物を手でちぎっては食べ
硬くて重たいナンをスープに浸して食べる

私には配慮してくれてレバーを出してくれたけれど
無理やり食べさせられてたコック見習のうちの若い男の子は
この後このヤギスープのお蔭で数日腹を壊す事になった


ハパクムの裏手には丁度手ごろな山が広がってた
上部には雪がかかってるけど、見える範囲登れなくはなさそう
標高は4000mそこそこか

ラッシュピークに行けないなら、ここを登ってみたいとアバースに伝えてみる
丸一日の中日を使って登ってみる事に


標高があがるにつれて、埋もれてた雪山がどんどん見えてくる
こんなに山が近いって本当にすごい事

26


だんだんと雪が出てくる斜面

28

29



この雪山の斜面で私は怒った
いやーもう英語であんなに怒ったのって初めてかも

簡単に言えば
これ以上はアイゼンないとさすがに無理っしょって場所で
無理やりに頂上まで登ろうとした為

理由は、私が登りたいと言ったから

私はもうこれ以上行かないってとどまってたけど
先にどんどん進むアバースは腰まで来る雪にずるずるに滑ってる

危ないって事をガイドだったらちゃんと分かってなければいけない
もちろん安全第一だからこそ
安全が分からないままでガイドなんて絶対しちゃいけない

ラッシュピークの事もしかり
天気さえ崩れなければいけるよ
そんな事は絶対ないってラッシュ全景を見て改めて思う

「私が喜ぶ事をしたい」
その一心すぎるアバースの行動は絶対に間違ってると思った


何度もその事を伝えたけれど
英語の疎通がままならず、結局は今もその事は上手く伝わってない気がする

「MIKIが怒ってる事が悲しい、なんでMIKIは怒ってるんだ」
純粋すぎるアバースはその後も何日も泣いてすっかり落ち込んでしまった


そんなこんなで些細な小さな色んな事が積み重なってた1週間
悶々する事やストレスにかられて、なんだか山を本当に楽しんだ訳じゃなかった気がする


でもそんな時に限ってうらめしくなる程の絶景だった

30



予想はしてたけど、ピークに登れなかったのは残念だった
勉強になりました、、目指すのであればやっぱそこそこの所じゃないと
次を狙うはかずと挑戦するトゥルピーク、ここは装備万全体制で臨む

でも、がっつり一人ピークハントをしたい思いは宿題にしておこうっと


一人テントを噛みしめる夜は色々と複雑な気分だった
てっぺんは踏めなったけど
その代わりに小さな村の生活を見ながののんびりラウンドトレック
それはそれで最高の時間だったのだ


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