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to the unknown ground

ゆっくり、あるきはじめよう。 はじめのいーっぽ!!

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Category: Kenya

ケニア国境越え(オモラテルート南下)①

2013.4.11記

国境越地図2拡大入り全部入り矢印入り写真入り



私達は豪雨を心配しながら、結局「非公式」であるオモラテルートの国境越えにチャレンジした

チャリダー(自転車乗り)には受け継がれてる国境ルートだというけれど
事前にネットを調べてもバックパッカーでここを越えたというのは北上組の情報が一件のみ

恐らくは、この情報がネット上でも最初の南下情報になるかもしれない

ただ、越えてみて
私達は本当にラッキーで恵まれた、「奇跡の国境越え」だったとしか言いようがない
沢山の人にお世話になって何ともアドベンチャーな日々を過ごせた

いつもは情報は少ないこのブログだけれど
数少ないこのルートの全貌をここに記そうと思う
(詳しい情報は②の最下部へ!)



【4月6日(フライトまで後9日)】
ジンカを出発する夜明け、今までで一番すごい豪雨が降った
もうここまですごいと、「ザーー」ではなく「ゴォォォーーー!!」って滝の流れるような音になるらしい…
部屋の天井が落ちないかって心配するくらいだった

心配なのはここから先のルートだ
野宿かも、歩いて越えるかもしれないここは、抜けるのに何日かかるか分からない
私達はナイロビまで1週間をみてた
インド行のフライトまで後9日
なんとか飛行機に乗る為に間に合わなきゃいけない
その日数だけが心配で心配でしょうがなかった


朝方、外に出てみると道路は完全なぐちゃぐちゃ道
あちこちにぬかるみトラップが発生してる

ぐちゃぐちゃの道を越えて向かったバスターミナル
9時出発の予定が、2時間待ってもバスは来なかった

このヌカルミではどこもバスはテンテコマイなんだろうな


バスを待ってる間、ジンカでマイブームになった折紙を折ってた

小さな鶴がつながってる連羽鶴を作ったら、ピーナッツ売りの青年がものすごぉく感動してくれた
「こんなすごいマテリアルは見たことがないよ!」
そういって何度も何度も鶴を眺めてずーっとニコニコ嬉しそうに色んな人に話をする

これだけ感激してもらえたら、もうめちゃめちゃ嬉しい

何羽も折って、紙飛行機は一緒に作ってみた
①

②
彼の作った紙飛行機はよく飛んで
ニコニコ顔は更に嬉しそうにくしゃくしゃになる


「絶対に君たちと出会った事とORIGAMIの事忘れないよ」

そう言ってくれた彼

そして、もう一つの出会い
ケニア人でここから同じように国境を越えてケニアに戻るというリディア
彼女に出会えなかったらこの国境越えはなしえなかっただろう


バスの待ち時間も嬉しい出会いの場所になったのだ


2時間半後にバスが来てみても
まずはタイヤの修理から始まった

雨が降ったらどこでもの風景、でも幸い乗る時には雨が止んでくれてヨカッタ


よっしゃ、ここから始まる国境越え!
気合を入れて行ったるど~~~
と、最後のジンカのお土産は私の体に残る100箇所近いダニ跡なのである…くすん


ジンカからカイアファール、ディメカ
今まで来た道を通ってバスは順調に走っていく

③


最後の村、トゥルミを過ぎてからはひたすら緑の水平線になった

意外なのはヤギや牛の家畜以外はなーーんにも動物がいない事
これだけ緑が広がるここだったら、もしかしたらキリンがいるかも!!
って期待したけどとにかく生き物の気配すらしないのだ

その代わりに時折見えるのは高さ3m以上にもなる土の塔
不思議にひょろんと細長く自然に立ってるその塔は、もしかしたらアリ塚かもしれない


緑の水平線からトウモロコシ畑が見えだして、オモラテに到着したのは夕方
村の手前にイミグレがあるって所でバスを降ろされた

④

ここからまだ30km近く先のボーダーには国境施設は何もない
なのでこのオモラテで出国スタンプを先にもらう
ボーダーがボーダーとして機能してない、それが「非公式」なる所以なのだ

スタンプを押してくれたのはメガネをかけたおじいちゃん
ゆっくり丁寧に字を書いて、ゆっくり丁寧にスタンプを押す

これでまずはエチオピア出国の手続き完了!!


オモラテは小さな小さな村
前日の雨でここにもあちこち大きな水たまりが出来てた
⑤


宿は数軒ある
結局はここでも完全停電のバケツシャワーだったけど、何とか無事にここまでこれた事にホっとする


ここでリディアともう一人の女の子に一緒に国境を越えれないか聞いてみた
彼女達は大学生で、ケニア側の教会活動の一環で何度もここを行き来してるそう
このオモラテでは誰もが知ってる有名人だった

水質や環境調査の活動をしてるという彼女達
明日、国境まで迎えの車が来るから一緒に連れていってくれると言う

不安いっぱいでこれからの道のりを考えてた時に
本当に本当に有難いラッキーな話だった


彼女達と明日落ち合う約束をして
すっかり日が落ちたオモラテの村で、慌てて両替が出来る所がないか探してみた


最後にお金を下ろしたのはアディスアベバ
南部でチャーターを使うかもしれないって大目に見てた予算
結局ここまでで2000B余る事になった

2000Bと言えば1万円の超大金
こんな小さな村で両替するにしても多すぎる位の金額だ

両替所なんてものはもちろんなく
小さな商店の主が両替を受けてくれる

レートは公式1000ksh=200Bに対して、250B
ものすごーく悪い

ガイドブックにも載ってたけど
この東アフリカ諸国の中でケニアシリングの持つ力は絶大だそう
他のウガンダやタンザニアでも逆両替はレートが悪い所か受け付けてくれない所もあるみたい
どの商店に聞いてもこのレート、ここでもブルの価値は相当低い
ケニアは東アフリカ一の大国なのである

ここで変えるかどうしようかギリギリまで迷って
結局は出発の朝に慌ててそのレートで全額ケニアシリングに変えた

これは結果的には良かった
ケニア側には一切両替する場所なんて無かったのだ



【4月7日(国境越え2日目)】
早朝8時、リディア達と待ち合わせ
宿からほんの100mの所にトゥルカナ湖から流れるオモ川が流れてる
まずはここを越える所から始まる


オモ川は川幅100mもない小さな川
まっ茶色に濁った水の先にあったのは…


リアルジャングルクルーズ!!!!!!!!

⑥

⑦

おぉぉぉ!!
本当に丸太を一本くり抜いただけのカヌーだ!!!

恐々乗ってみると、体がぎりぎり収まるくらいの幅にスレスレまで水がくる
乗ってたのなんてものの3分もなかったと思うけど、、
これはのっけからアドベンチャーすぎたよ!!
よくもまぁでかいバックパックも安定して漕げるもんだ

⑧

オモ川を渡った先にいたのは

おっぱい丸出しのおばちゃん達だった


ふーやれやれと思って先を眺めてみると、、



なんにもない



待っててくれた4WDの他にはなーーんにもない


村どころか見渡す限り平原の何にもない土地だった

こ、、これは、、
彼女達に会えないで自力で渡ってたらのっけからどうしてたと言うのだろうかっっ


ありがたやーと拝みながら4WDに乗せてもらう
快調にガンガン飛ばしていく車
周りには道なんてものもない

かすかに轍が続いてる所を走ってく
もちろん道じゃないから、揺れる、跳ねる、飛ぶ、そんな感じ

ガボン、ガボン、ガガガガン!!
⑨


途中にいくつか集落があった
今までの村とは比較にならないくらい、本当に素朴な暮らしをしてる民族の人達のワラの家々
水も食糧も全く無さそうなここで、一体どうやって暮らしてるんだろうか

裸んぼの子供達は4WDを見つけると全力で走ってくる
速い、、さすが大地の子である


30分程走ると、エチオピアの軍施設があった
施設って言っても粗末な小屋があるだけ
気軽な挨拶をして、パスポートも出さずにそこを通り抜ける


更に走ると、ケニアの国旗が見えた

おぉぉぉ!!
もうこのなーーーんにもない平原でボーダーを越えてしまったのね!!!


ここはケニア警察だった
ここでも「ジャンボー!!」と陽気な挨拶をして、チェックなしに通り抜ける

非公式って事は両国境サイドは何の形式も取ってないって事だ
もしここを歩いて越えてたら何かあったのかもしれないけれど、とにかくここまではスルーだった


オモ川を出発してから1時間程でトドニャンという場所に到着した
ここにはセント・ポール教会がある
リディア達はここで教会ミッションがあるという


カヌーを越えてから一瞬でトドニャンまで来てしまった
ここはもうケニアサイドだ

数か月前に同じくこのルートを越えた友人の話を聞くと
彼らはオモ川からトドニャンまで途中一泊の野宿をして全部歩いてきたそう
距離にして50km近い

川を越えたら本当にびっくりする程なにもない場所なのだ
もし運が良かったら、軍の車があるのかもしれない
でも、期待は薄い
ネット情報だと、軍の人曰く「この前車を見たのは2か月前だったよ」だそうな

そんな中、オモ川を越えた瞬間から教会の4WDに乗せてもらえた
もうこれは奇跡としかいえないラッキーすぎる話だ



トドニャンは村かと思ってたけど、
このセント・ポール教会の施設があるだけの場所だったみたい
⑩

教会の他に何やら建物も多く
こんな僻地にあるとは思えない程立派な施設

「ちょっと教会で待ってて」

そう言われて教会の中に入ってみると、どうやら日曜ミサの準備をしてるみたいだった

中には小学校低学年ぐらいの子供達が30人程いる


やっぱり外人は珍しいのかみんなキチンとお座りしながら興味深々だ


話してると「最近、自転車を見たよ!」と子供達は言う
そうなのだ、私達よりちょっと前に先発で2組の友人のチャリダーが恐らく同じようにここを通ってる

もしかしたらその友人かもしれない
自力でここを駆け抜けてる彼ら
何とか無事に抜けれてるといいんだけど


子供達はお揃いの制服を着て、歌の練習をしてる
ミサが始まって、牧師さんの説話があって
合間合間に子供達の歌と踊りの披露があった

歌に合わせて行進と手話のような振りがついてる

びっくりする位上手に披露する子供達
しかも、全部英語だ
可愛らしい振付に一生懸命なみんな
すごい!!感激だよ!!

ここの教会の教えはとってもしっかりしてた
礼儀も作法もお祈りも、みーーんな小さい子の面倒を見ながらちゃーんとしている


最後に、大人達からの食糧の寄付があった
イースター謝肉祭明けまでもうすぐ、教会ではこんな儀式が行われてた
牧師さんの説話の中には「今日は2人の日本からの旅人も来てくれてます」と紹介があった
イチ旅人で偶然通りかかった私達なのに、初めて参加したミサは感動するものだった


その後リディア達から施設を見てみないかと誘われた


教会の裏には立派な施設があった
スタッフの立派な建物とそして、子供達の宿舎と学校

どうもこの教会は世界的にいくつも支部を持つ大きな大きな組織みたい
欧米人のスタッフの支えがあって、アフリカや南米に教会を作ってる
子供達は近くの村の民族間の争いから守る為に家族と離れてここで共同生活している

敷地を覗いてみるとさっきまできちんとした制服を来た子供達が
私服になって遊んでる最中だった

⑪

⑫


立派な宿舎に、食堂、キッチン
宿舎には綺麗にトイレとシャワーもついている
この立派な施設の中で、子供達はしっかりとした教育を受けている

みんな自発的に動き、下の子の面倒を良く見て
助け合いながら生活してるのだ

歌と踊りのポエムを披露してくれた
愛と正義を持ってというもの

⑬

⑭


みんなで食べるお昼ごはん
一人ずつ並んで、自分の食器を持って受け取る
メニューはシンプルな豆煮

⑮

⑯

⑰



学校を見学させてもらった後は、ありがたく牧師さんやスタッフの方と一緒に昼食を頂く事になった

⑱

⑲

ここのスタッフルームなんて、ちょっとしたサファリリゾートだった
食器にランチョンマットに紅茶セット
ここがあの何もない国境僻地とは思えない…

母体がどの国なのかは分からなかったけれど、
どこにでもキチンとした生活様式を立てていく欧米スタイルは、日本のNGO等の活動とはまた違う
でもそれが現地の人達にとっても良い影響を与えていると思うのだ


たっぷりと半日セント・ポールでお世話になった後
他のスタッフと一緒に10人以上で車に乗り込み、先にあるナチョコトミの教会に向かう事になった

この日は丁度日曜日
日曜ミサと月曜集会の間にはみんな行き来をしてるようだった

23


ナチョコトミまでは3時間程走る
この間も何にもない平原だ
道は更に悪くなり、跳ね、飛んだ
今までのどんなアトラクションより激しいドライブだ

途中、大きな川があった

⑳

車は立ち往生する
川は前日の豪雨後に出来たものだった


こ…こんな川出来ちゃうくらい降ったの!?
ケニアはもう雨季に入り始めてる
恐るべし…アフリカの雨季よ!!!


膝下まである川をみんなで靴を脱いで渡る

21

後から来た2台も一緒に
なんとか車も浅瀬を見つけて渡りきる事が出来た

22


ナチョコトミに着いたのは夕暮れ間近
ここはトドニャンより更に大きく立派なセント・エウレイア教会があった
国境を越えた朝から、気がついたらここまで来れてしまった

怒涛の一日であっという間に、濃い濃い一日だ


教会の立派な宿泊所に泊まらさせて頂く事になった
シャワートイレ付の綺麗なお部屋に、本当に有難くも食事まで頂いてしまった


夜、映画があるよ!と誘われて出ていくと
何と野外巨大スクリーンが設営され、30人以上もの人が集まっていた

上映されていたのは、去年上映の「レ・ミゼラブル」
!!!!!!!新作っ
しかも超見たかったやつ!!!!!


満点の星空の下で見るレミゼは最高に最高だった


なんだか一体ここはどこなんだろうかってかずと2人で話す
ここはあのケニアの僻地なんだよねってつい確かめちゃう

一介の旅人の私達は
ここでこれだけのおもてなしを受けて、親切を頂いてしまった
感謝をしてもしてもしきれない有難さだ


ここでこうして生活してる子供達と教会のみんなに出会えて本当に良かった


すごい一日だったねと言いながら
まさかの奇跡の国境越えを思い返しながら

ふかふかのベッドで深い眠りに落ちる2日目だったのだ

ぐーーー・・・



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